経営難に陥った日本航空が会社更生法の適用を申請。これに伴い、日航の株券が紙くずとなることが確実となり、2009年の年初には215円あった株価も1月22日には一時1円にまで暴落しました。この状況でも短期間売買による利ざやを狙ったマネーゲームに人が殺到し、いまだ活発な取引が行われています。このほかにも株主優待やマイルなど、私たちのマネー面から何かと気になる日本航空。

経営難に陥った日本航空が1月19日、会社更生法の適用を申請。これに伴い、日航の株券が紙くずとなることが確実となり、2009年の年初には215円あった株価も1月22日には一時1円にまで暴落しました。まだ同社の株を持っている人はどうなるのでしょう? また、この状況でも短期間売買による利ざやを狙ったマネーゲームに人が殺到し、1月14日には日航株の出来高が10億4259万株という記録的な水準に。1月22日12時現在、午前の出来高も約3億4000万株といまだ活発な取引が行われています。このほかにも株主優待やマイルなど、私たちのマネー面から何かと気になる日本航空。All Aboutマネーガイドたちに解説、コメントしてもらいました。
経営難に陥った日本航空が会社更生法の適用を申請。これに伴い、日航の株券が紙くずとなることが確実となり、2009年の年初には215円あった株価も1月22日には一時1円にまで暴落しました。この状況でも短期間売買による利ざやを狙ったマネーゲームに人が殺到し、いまだ活発な取引が行われています。このほかにも株主優待やマイルなど、私たちのマネー面から何かと気になる日本航空。
ガイド:藤村 哲也
上場廃止が決まってもマネーゲームの対象という見方が強く出ています。買える株数も増えるので、うまくいけば儲かる金額も大きくなります。なので手出しをしたくなる気持ちもわかりますが、一方で3円で買った株が2円、1円の間で動く可能性もあるので、その場合には損失も大きくなってきます。そのときに負けを誰かのせいにしてはいけません。マネーゲームだからこそ、自己責任を肝に銘じる必要があるのではないかと思います。
ガイド:川崎 さちえ
個人投資家から絶大な人気を集める株主優待。日本航空はその代表株と言えました。一流企業だから安心と思って、株主優待を目当てに長期保有した投資家もいたはずです。しかし、上場廃止によって株券は紙屑同然に。株主優待目当ての投資がダメなのではありません。株主優待は上場維持で受けられるオマケであることを肝に銘じておくべきでしょう。
ガイド:横山 利香
夏休みの海外旅行等、ささやかな楽しみのために株主優待を期待した個人投資家までもが、JALの経営問題の責任の一端を負わされるというのは、なんだか切ないですね。自己責任とは、なんと厳しい言葉なんでしょうか。
ガイド:やがら 純子
日本航空の経営破綻は、企業が時代に合わせて生き延びることの難しさを象徴していると思います。投資家にとっては、個別株への投資には、これまで以上に注意が必要だということです。長期に保有するつもりで買った株でも、経営方針や財務状況などを、定期的に確認することは必須といえるでしょう。また「攻撃は最大の防御なり」という言葉がありますが、変化が激しい時代にあって、新規事業や今後の収益源の確認も欠かせません。
ガイド:坂本 綾子
日航のような上場廃止銘柄への投資はギャンブルと同じです。何らかの要因で株価が上がる可能性と、紙くずになる可能性を天秤にかければおのずとリスク・リターンのバランスが悪い投資だと言えるでしょう。分からないものには投資しないのが鉄則です。どうせなら日航の株式を買うよりも、安く叩き売りされている株主優待券を買った方がお得なような気がします。
ガイド:西村 剛
毎日1円という株価がついているJAL株。これは上場廃止後、1か月間は証券取引所で売買ができるためです。上場廃止になった株は、特定口座ではなく「特定管理口座」を開設しそちらに移管します。更正計画で株が無償になったら、証券会社から「価値喪失株式に係る証明書」が交付されますので、翌年は確定申告をし他の株の利益と損益通算しましょう。相続等で株が特別口座にある人は、忘れずに自分名義の特定口座へ移しましょう。
ガイド:山口 京子