今回の金融危機でアメリカも日本の財政化する
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| 現在起こっているのは米国版バブル崩壊。過去の日本の再現フィルムの様だ・・ |
前回の記事で、米国の不良債権買取機構創設案について書きました。不良債権買取機構は不良債権を公的資金で買い取って、徐々に売却して実際の損失が確定されるのでしょうが、結局のところ、それは米国民が負担する可能性が高いでしょう。
いずれにせよ誰が払っても一気に全額払えるものではなく、それはつけ払いということで将来に回されます。つまりアメリカの財政赤字がさらに大幅に増え、日本のように孫子末代まで国の借金を背負わせる可能性が濃厚です。
今のアメリカの財政赤字もひどい状況ですが、それでも日本ほどひどくはありません。日本はアメリカとほぼ同じ規模の累計財政赤字を持っていますが、経済はアメリカの3分の1、株式時価総額でも東京はニューヨークの3分の1、国家予算と個人資産額では共にアメリカの4分の1のサイズにも関わらず赤字額だけは同規模というひどさです。
しかもアメリカは海外から人を呼び込む政策で人口とGDPが増えて成長している国ですが、日本は97年をピークに少子高齢化でGDPも減少していますから、借金を返せる能力にも違いがあります。
十分ありえるシナリオとして、アメリカも今回の金融バブル崩壊を期に財政が日本化するのではないかということです。つまりとても手に負えない金額の借金を将来世代に回す、財政的に未来のない国家になるということです。
そうなればドルの価値は暴落します。日本は現にそうなってきました。円は1米ドル106円で、1ドル=360円時代からして随分と高くなったように勘違いしてしまいすが、それは名目上の対米ドルだけの話です。
欧州や他の主要通貨を加重平均した実質為替レートの場合、1970年代レベルまで円安に戻っています。実際欧米人の感覚で日本に旅行に来れば、地下鉄からホテル代まで何でも自国よりずいぶんと安く感じるでしょう。
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