新幹線運賃が大幅割引になるJ-WESTカード

出張族に嬉しいお得カード!!

交通系カードが、ちょっとしたブームになっています。東京では、ＪＲ東日本のスイカ、ビューカード、名古屋ではＪＲ東海のエクスプレスカード、トイカ（発行予定）、大阪ではスルッとＫＡＮＳＡＩのＰｉＴａＰａ（ピタパ）、ＪＲ西日本のイコカと全国各地で発行されています。交通系カードには、非接触技術「フェリカ」を使ったＩＣカードとクレジットカードの二タイプありますが、その中でも、ビジネスマンにとって、一番使い勝手がよいのが２月にＪＲ西日本から発行された「Ｊ?ＷＥＳＴカード」（クレジットカード）です。優れたポイントは二つあります。１．山陽新幹線の割引を受けられる、２．日本一多くの路線で、かざすだけでスマートに乗り降りできる、ということです。

山陽新幹線運賃が大幅割引の特典!!

J-WESTカードには「スマートイコカ」がついてくる！

ＪＲ東日本の力が圧倒的に強く、割引がなくてもやっていけるせいか、東日本では、交通系カードはなかなか割引サービスを実施してくれません。それに対して、関西ではＪＲ?私鉄間の競争が激しいために乗車区間に応じた割引が常態化しています。しかし、新幹線だけは別格で、カード支払いで割引になることはありませんでした。ところが、Ｊ?ＷＥＳＴカードを使えば山陽新幹線の運賃が割引されます。新大阪～博多間１万４８９０円のところを、１万１４５０円で乗車できます。これは、通常より片道で３４４０円、往復で５０００円も安いのだから感激ものです（「のぞみ」の普通車指定席、通常期の場合）。また、携帯電話やパソコンからネット経由でエクスプレス予約ができるのも大きなポイントといえます。しかも、予約変更は発車直前まで何度でも無料でＯＫ。きっぷも駅の“みどりの券売機”で受け取れますから、忙しいビジネスマンにはぴったりのカードといえます。

夏にはＪＲ東海の東海道新幹線でも利用できるようになり、こちらも山陽新幹線同様の割引制度が導入されるそうです。大阪?名古屋?東京のビジネス路線を超割安で活用できますから、博多?東京間を移動する出張族にはおすすめのカードとなるでしょう。

関西も関東も、タッチで通過のスマートイコカ

Ｊ?ＷＥＳＴカードに入会すれば、もう一枚「スマートイコカ」がついてきます。イコカと同じで、タッチするだけで関西圏のＪＲの自動改札を通れますが、前払いのイコカと違って、こちらは後払い（ポストペイ）なので、事前にチャージする必要がありません。１月からはＰｉＴａＰａとの相互利用もできるようになり、阪急電鉄、京阪電車、能勢電鉄に加え、大阪市営地下鉄、阪神電車などでも利用可能となりました。関西圏のＪＲ、私鉄、バスはこれ一枚でスイスイ通れるので大変便利です。

ＪＲ東日本のスイカとも相互利用を果たしているので、東京に出張したときも、「スマートイコカ」をもっていけば、自動改札をタッチするだけで通れます。来年の３月には首都圏の私鉄、地下鉄、バスでも使えるようになりますから、関西、首都圏の両方で「スマートイコカ」一枚で乗り降りできるようになります。迷路のような都心や関西圏の地下鉄で、素早く目的地に向かえるのは非常に便利といえます。また、スイカが利用できる仙台圏、新潟圏でも使えますから、東京出張のついでに東北旅行を楽しもうなんてときにも利用することができます。

グンを抜いた還元率のポイントサービス!!

また、「Ｊ?ＷＥＳＴカード」で支払うとポイントが貯まるのも、大きな魅力のひとつです。カード利用で１０００円ごとに５ポイント。“みどりの窓口”か“みどりの券売機”を利用すると３倍のポイントがつき、さらに電話やネット予約など“５４８９(ゴヨヤク)”サービスで乗車券を購入すると６倍になります。「スマート　イコカ」ならチャージ（入金）で、ＪＲ西日本の列車の利用でポイントが貯まります。そのポイントで、また「スマート　イコカ」にチャージ（入金）することもできます。

交通系カードでもこのポイント還元率はグンを抜いていますから、ポイントはどんどん貯まっていくはずです。しかも、もうじきポイントをグリーン券に交換できるようになりますから、新幹線を割引価格で利用し、エクスプレス予約やショッピングでポイントをドーンと貯めて、グリーン席にアップグレードして旅を楽しむ、「エアラインカード」並みの贅沢なサービスを利用することもできます。

ＪＲ東日本が発行している「ビュースイカ」カードにも、これくらいの特典が付けばうれしいのですが、どうでしょうか。



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