すべてのカードに「クイックペイ」を搭載!
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| 「クイックペイ」搭載の「TS3CARD」 |
トヨタファイナンスは非接触ICによる決済サービス「クイックペイ」を今秋から本格展開すると発表しました。その第一弾として、10月3日から同社が発行するクレジットカード「TS3 CARD(ティーエスキュービックカード)」に「クイックペイ」を標準搭載します。VISA、マスター、JCBの3ブランドに「クイックペイ」を標準搭載した一体型カードは日本初となりますが、小額から高額までフルレンジで対応できるようになるため、「TS3CARD」の利便性は一気に高まるでしょう。
「ケータイよりカードを使いたい」という人がやはり多い!
それにしても、「クイックペイ」は、すでに携帯電話に搭載(auの一部機種にはプリインストール)されていますし、子カードも発行可能なのに、どうして、わざわざ親カードに標準搭載するのでしょうか。その理由を、同社の塘信昌常務取締役カード本部長は、こう説明しています。
「アンケート調査をしたところ、携帯電話にクイックペイを搭載すると『ケータイをなくしたらどうしよう』という不安がありました。やはり使い慣れたカードで利用したいという声が強く、それならまずカードにフェリカを載せて、コンビニなどで使っていただいて、それから携帯電話に行くのがよい」と考えたといいます。たしかに、手持ちのカードにクイックペイが付いていれば、毎日の買い物でもそのまま使えますから、その手軽さ、気軽さによって、小額決済分野での利用シーン、利用金額は大幅に増えると期待できます。
新規発行から始めて既存会員は更新期に一体型カードに切り換え!
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| 「クイックペイ」のロゴマーク。このマークのある店なら利用可能 |
トヨタファイナンスは、新規発行のカードから「クイックペイ」搭載の一体型に切り換えていき、07年3月末には90万人を目標としています。さらに既存の560万会員(8月末現在)についても、更新時に順次切り換えを進める予定で、今後5年間で560万のカードをすべて一体型に換えるといいますから、クイックペイを推進するモバイル決済推進協議会にとっても力強い援軍となるでしょう。
iDとの共用読み取り端末化を積極展開へ!
第二弾がドコモと三井住友カードが展開するiDとの共用読み取り端末の開発です。トヨタファイナンスは年内を目処にクイックペイとiDを一台で読み取りができるクレジット端末(共用読み取り端末)を設置し、双方のサービスの利用できる加盟店の拡大に努めると発表しました。来年3月末で5万台、08年3月末までには25万台の設置を目標とします。
「数多くある規格の中でiDを選んだのは、現状の展開ではiDの会員数が一番多く、加盟店もたくさんあるから。3カ月でDCMXは50万人を突破したのをみても、その潜在力は相当なものだ。二番手はクイックペイですから、二つで組むのが最も妥当。無闇に規格を載せると費用が高くなるし、店側のオペレーションも効率が落ちる」(前出・塘信昌常務取締役カード本部長)とiDを採用した理由を述べています。ただ、加盟店から要望があれば、Edyなど他の規格を載せることもありうると、「開かれた端末」と強調することも忘れません。