クレジットカード関連情報
更新日:2008年06月30日
07年末に突如起こったポイントバブルの崩壊。ポイントのマイル交換レートが軒並み下がって陸(おか)マイラーは大打撃を受けましたが、カード会社を引き下げに追い込んだ理由は何だったのか。検証します。
ANA・Edyという新スキームの発明!
ポイント交換がブームになるきっかけをつくったのは全日本空輸(ANA)でした。2003年に、勃興期にあった電子マネーEdyと提携して、登録したEdyを使うと直接マイルが貯まるというスキームを開発しました。これは画期的なことでした。それまでクレジットカードを使ってのマイル獲得はあったものの、電子マネーを使ってのそれは初めてだったからです。
先進的なEdy会員を囲い込め!
全日空がEdyと組んだのは、Edyには審査がなく年会費が不要なために誰でも持てたからです。また、Edy利用者はインターネットに精通した先進的なユーザーが多いため、ダイレクトマーケティングが可能となり、メールを発信するだけでリピーターが増えると考えたのです。実際2004年には会員が急増し、会員システムを増強しなければならないほどになりました。
クレジットカード以上にお得なEdy!
もちろん、Edyユーザーに見返りを与えることも忘れませんでした。使い方によっては、全日空の提携クレジットカードよりも有利にマイルが貯まるようになっています。具体的には提携クレジットカードの場合は200円の利用で2マイルですが、Edyを使えば200円の利用で合計3マイル貯まる仕組みです。この点が、マイレージサービスの熱心な利用者(マイラー)に歓迎されて、Edy利用者が大きく伸び、さらに、副産物として、飛行機に搭乗しないで買い物だけでマイルを貯める「陸マイラー」という新種族も現れて話題を呼びました。
このように全日空とEdyは緊密に連携しあいながら、徹底した「オープン(他社と積極的にポイント交換をする)型」戦略で電子マネー時代の新しい勢力としてのし上がってきました。そして、それを見て、他の企業も「オープン型」を目指すところも増えたのです。