クレジットカード関連情報
更新日:2009年02月27日
風雲急を告げる業界。三大メガバンクを軸にした再編劇は一段落したものの世界的な金融危機の影響と業法改正で個人消費の冷え込みが心配。それでも庶民向けゴールドカードの発行など知恵を絞った作戦も
日本では米国のような信用収縮は起こらない!
08年秋のリーマン・ショックで、米国のクレジットカードの利用は、極端に減少したといわれています。それにつられて日本でも08年12月から銀行系カードを中心にかなりの落ち込みをみせていますが、米国ほどの信用収縮には到らないとみられています。
というのも米国はリボルビング払い中心で、利用者のほとんどが莫大な残債を抱えています。一方の日本は、一括払い中心で、健全度が高いのが特徴。日本人はむしろ、カードで買い物して、そのおまけを楽しむという傾向が強いのです。しかも、日本は、キャッシュレス時代に入ったばかりで、その勢いは留まるところを知らない。むしろ、スイカやエディといった日本独特の電子マネーと共演するなかで、クレジットカードは、さらに隆盛を迎えるのではないかとさえ思えるのです。
節約ツールとして認知されはじめたクレジットカード!
とくに不況が深刻になってからは、クレジットカードは、節約のツールとして重要な役割を果たしつつあります。クレジットカードを使って貯まるポイントで得しようというやり方ですが、最近は公共料金をカードできるようになったために非常に有利になりました。電気代、ガス代、水道代、電話料金、新聞料金まで、たいていの公共料金をクレジットカードで払えますから、苦労なくポイントをどっさりポイント貯めることができます。なかには東電スイッチカードのような公共料金の支払いで2倍のポイントがつくカードまで現れてきました。
経費削減の目的でポイント交換率を見直しへ
ただ、ポイントを提供する側のカード会社はそれを望んでいるわけではありません。というのも、改正貸金業法で、29.2%の金利が最大20%まで大幅引下げになって経営が苦しくなっているからです。06年12月に多重債務者防止を狙って改正貸金業法が成立しましたが、これによって、キャッシング金利を当てにできなくなってカード会社は手痛いダメージを受けました。
そこで、新しいビジネスモデルの開発と経費削減を迫られ、一斉に走り出したのがポイント交換率の見直しです。とくにANAのマイル=ポイントの交換比率が高すぎるというので改定が相次ぎ、それまで隆盛だったANA・Edyを中心としたポイントバブルは一気に萎みました。
マイルから電子マネー、暮らしポイントに関心が移る!
いまもマイルの人気はありますが、一時ほどの勢いがなくなりました。というのも、マイルは海外旅行という「ハレ」のもので、地味な日常で使うものとはいえません。しかし、現在は一円でも二円でも節約したい不況の真っ只中ですから、どうしても暮らしに密着した身近なサービスに目が行きます。したがって貯めたポイントも使い勝手のよい電子マネーと交換するケースが顕著になってきました。とくにスイカの人気は高く、いまはビューカード系提携カード(JALカードスイカ、ANAビザスイカ、ビックカメラスイカ、JALカードTOP&Q)などが全盛といった感じです。
また、毎日の暮らしに役立つカードやポイントとしては、ツタヤのTポイントが人気を集めるようになってきました。ポイントの貯まる場所が牛角、エネオス、ガストなど馴染みのある店が多くて貯まりやすく、また、ポイントを使える店がツタヤだけでなく、ブックオフ、ファミリーマートなどに広がったのが人気を博している理由でしょう。