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現場発 金融ニュースHOTS
更新日:2009年04月15日
多重債務者救済の名の下に進む法律改正が一般消費者の懐を直撃しようとしています。年収の3分の1までしか借りられない総量規制が始まりクレジットカードは持ちにくくなります。何がどう変わるのでしょう。
クレジットカードを巡る環境が急速に悪化!
2009年の秋頃から、私たち庶民の経済生活は、大きく様変わりすることになります。キャッシングは改正貸金業法、ショッピングは改正割賦販売法というふたつの法律が本格的に施行され、クレジットカードをめぐる環境が激変するからです。特に注意しなければならないのが、今回新たに「総量規制」という制度が導入されること。そして、そのセットとして導入される「指定信用情報機関制度」です。
年収規制によって借りられなくなる人が続出!
「総量規制」とは、キャッシングの場合はその人の年収の3分の1まで、カードショッピングの場合はその人の年収から生活維持費を引いた金額までしか、利用できなくなる制度のことです。たとえば年収300万円の人は、キャッシングでは総額100万円までしか借り入れできません。これはあくまで総額であり、複数の業者から借りる場合でも、合計で100万円までしか借りられないことになります。その人がすでに200万円以上借り入れている場合は、1円も借りることができません。あと100万円以上返すまで、そのカードは返済専用になります。
国が消費者の限度額を決める制度!
これまでは年収の2倍まで借りられるといわれていたのに、どうしてこんなことになってしまうのか。それは、2006年12月に改正貸金業法が、2008年6月に改正割賦販売法が成立し、どちらの法律でも、いま問題になっている多重債務者を救済するため、個人が借り入れできる総額を厳しく制限することになったからです。
指定信用情報機関創設で信用情報も一本化へ!
それと同時に、これまで銀行、消費者金融、信販・流通系カード会社と、業態ごとに5つに分かれていた信用情報機関が、指定信用情報機関として統合されることが決まっています。そうなると、「ある人がいま現在いくらの残高(借り入れ)があるか」という情報はすべての貸金業者間で筒抜けになってしまい、「クレジットカードのキャッシング枠を超えたから、今度は消費者金融で借りよう」などといった“借り回り”もできなくなります。年収300万円の人は、本当に正味100万円までしか借りられなくなるのです。