文章:大寺 由紀子(All About「銀行サービス」旧ガイド)
●物騒な世の中ですね…ATM荒らしやオレオレ詐欺…本当に物騒な世の中になりました。通帳の盗難の場合も、たとえ銀行印が無事だったとしても、通帳の副印鑑欄の陰影をスキャナで読み取られ、印鑑を偽造され現金が引き出されるという被害が相次ぎました。最近では多くの銀行が副印鑑を廃止し、副印鑑なしの通帳に切り替えています。各行では、こうした被害に備え、通帳による引き出しの本人確認の強化も行っています。
今回ご紹介する東京三菱銀行の新型多機能ICキャッシュカードは、こうしたセキュリティ強化の一環として開発された商品。盗難保険付きのカードや引き出し限度額を設定できるカード等がありますが、東京三菱銀行の新カードはなんと手のひらの静脈で本人確認を行います。キャッシュカードもとうとう身体認証の時代へ。
●スーパーICカード 東京三菱-VISA 東京三菱銀行は、2004年10月、手のひらをかざして本人認証を行うキャッシュカード「スーパーICカード 東京三菱-VISA」を発行しました。このスーパーICカード、利用時の本人認証を手のひらの静脈を利用して行います。手のひら静脈は一人一人パターンが異なるそうです。カードに搭載されているICチップにユーザーの静脈パターンが記録されており、窓口やATMで専用のセンサーに手のひらをかざして本人確認を行うという仕組み。手のひら認証以外の使用法は従来と同じで、暗証番号の入力も必要とのこと。
「スーパーICカード 東京三菱-VISA」は、その名の通り、クレジットカード一体型。電子マネー「Edy」機能も搭載しています。1枚のカードでキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーの3機能がついており、これ1枚でいろいろな場面でスマートに支払が可能。
万が一盗難・偽造に遭った場合も、最大1億円まで補償…(クレジットカード機能・電子マネー「Edy」機能は補償の対象外)。う~ん、これぐらいの金額を預金できる人は、年会費を払ってもこの身体認証カードに切り替える価値はあるのかも?