預金・貯金/定期預金の活用術

高金利のネット定期は予算と期間で選べ

ネット定期の金利は、都銀などが扱う定期預金の、ほぼ2倍。ボーナスや余裕資金の安全な預け先としておすすめです。予算と期間に応じた高金利のネット定期をご紹介します。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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ネット定期はオンラインで操作できるだけでなく、金利のメリットも大
ネット定期の魅力は、他の銀行定期よりも金利が高いこと。2008年8月6日現在、都銀4行の定期預金は、3年預けて0.5%程度。ネット定期なら1年で1%のものもあります。ネット定期の金利は、約2倍! とはいえ、銀行ごとに金利には差があり、預ける金額と期間によっても金利は違ってきます。あなたの予算と期間に応じた高金利のネット定期をご紹介します(金利はいずれも税引き前)。

100万円未満を1年までの期間で預けたい人におすすめ

金利0.4%から1%まで。ソニー銀行、住信SBIネット銀行、ジャパンネット銀行、イーバンク銀行の4行がおすすめです(利率はいずれも年利)。
ネット定期金利1
*ソニー銀行は10万円以上100万円未満で、8月31日までの特別金利。住信SBIネット銀行の期間1年は8月31日までの特別金利。ジャパンネット銀行は8月29日までの特別金利。ソニー銀行とジャパンネット銀行は、特別金利キャンペーン期間中も金利が変更される可能性あり。イーバンク銀行は1万円以上

目を引くのは住信SBIネット銀行の「1年で1%」。8月31日までのキャンペーン期間中に預け入れると適用されます。ネット定期の初心者なら、まずは100万円未満のお金を、1年までの預け入れで試してみませんか? 例えば50万円を0.8%で預けると、1年後の手取り利息は3,200円です。これまで利用したことがない銀行の場合、口座開設の手続きが必要で、ひと手間かかりますが、元本割れのリスクのない定期預金では、これらのネット定期は、最も金利の高いグループといえます。

100万円以上を、1年から3年預けたい人におすすめ

1%前後がずらり! 住信SBIネット銀行、ソニー銀行、オリックス信託銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行の5行がおすすめ(利率はいずれも年利)。
ネット定期金利2
*住信SBIネット銀行は8月31日までの特別金利。ソニー銀行は100万円以上300万円未満で8月31日までの特別金利。ジャパンネット銀行は8月29日までの特別金利。ソニー銀行とジャパンネット銀行は、特別金利キャンペーン期間中も金利が変更される可能性あり。

オリックス信託銀行では、今年5月よりこの金利を維持しています。口座への入出金に手数料がかかりますが(次ページを参照)、安定して高めの金利を提供しているのが特徴。新生銀行では、100万円以上の預入に高い金利を設定しています。キャンペーン期間中の住信SBIネット銀行、ソニー銀行、ジャパンネット銀行は、キャンペーンが終了する9月以降は金利が下がることが予想されます。100万円以上で、期間1年以上なら、金利1%程度で預けたい。金額が大きくなれば、金利の高さがより生きてきます。日本や海外の経済状況を考えると、今後の金利動向は不透明なので、預ける期間は長くても3年までくらいで様子を見るのがよさそうです。

500万円までを1年預けたい人におすすめ

この夏の特別賞! 住信SBIネット銀行の円定期預金1年なら年利1%。
特別金利キャンペーン中で、8月31日までの預入が対象。ひとり500万円まで。例えば100万円を、このネット定期に預けると、1年後の手取り利息は8,000円(20%の税金を差し引き)になります。

そして、ネット定期を利用するときに、忘れてならないのが、入出金の手数料チェックです。

>>次ページではネット定期を扱う銀行の入出金手数料を紹介します。
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