預金・貯金関連情報

更新日:2009年02月26日

定期預金と似たもの商品、性格比べ

預けたお金が安全で、一定期間が過ぎると利子がついてお金が戻るのが銀行の定期預金です。似た金融商品に個人向け国債と、投資信託の一種であるMMFがあります。この3つはどう違う?

スーパー定期は元本保障の安心感が最大のメリット

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使いやすさでは、スーパー定期とMMFに軍配。金利を比較して個人向け国債も利用したい。
表でもわかるとおり、1ヶ月から最長では10年と、短期から長期まで、様々な預入期間から選んで利用できるのがスーパー定期です。約束の期間が来ると、利子がついて預けたお金が戻ります。期間の途中で利子をもらえるタイプもあります。金利は銀行により違います。とはいえ、どこかひとつの銀行が飛び抜けて高い金利であることはあまりなく、どの銀行もほぼ同じ(インターネットで預け入れるネット定期をのぞく)。預入のときに示された金利が最後まで適用される固定金利です。

銀行に万一のときも、預金保険制度により、ひとつの銀行につき一人1000万円とその利息までは保障されます(預けたお金が戻ります)。預けたいときに、いつでも預けることができます。

中・長期の預入に個人向け国債

これに対し個人向け国債は、5年または10年と、期間は2種類。そして5年ものは、定期預金と同じ固定金利ですが、10年ものは変動金利で、半年ごとに金利が見直される仕組みです。変動金利の10年ものは、10年たってみないとどれくらいの利子がもらえるか、わかりません。5年ものの金利は、発行時期により違いますが、金利の高いネット定期と同じ程度の1%前後で推移しています。5年ものも10年ものも利子は半年ごとに受け取ります。

国債を買うということは、国にお金を貸すことでもあります。元本と利子の支払いは国が責任を持つことになっています。ただし、定期預金のように、預金保険制度での保障はありません。

発行されるのは年4回(1月、4月、7月、10月)、その1ヶ月ほど前の募集期間に申し込みをします。

利回りは運用しだい、1ヶ月複利で増えるMMF

MMFは、投資信託の一種です。公社債を中心に投資をするので、激しい価額の変動はなく、元本保証ではないものの、ほとんど元本割れのリスクはありません。その分、株式投信ほどの利回りは期待できませんが、安定した運用が見込めます。投資信託でありながら、定期預金的な商品として利用できます。かつては証券会社のみの取り扱いでしたが、今では銀行でも買えるようになりました。いつでも預入や解約ができますが、30日以内に解約すると手数料がかかります。つまり、預入期間は30日以上で、その後はいつでも解約できる商品として利用できます。1ヶ月ごとに分配金を再投資する1ヶ月複利。解約するときに、元本と一緒に分配金を受け取ります。利回りは、運用会社により異なります。年換算利回りは、運用実績を1年間預けた場合の利回りに換算したものです。

これまでの運用実績を見てみると、スーパー定期よりは少し高め、ネット定期よりは少し低め、その中間くらいで推移しています。元本割れのリスクはほとんどないとはいえ、保障されない点がデメリット。メリットは、いつでも申し込みができて、30日たてばいつでも解約できる利便性です。

使いやすさではスーパー定期とMMFに軍配。金利しだいで個人向け国債も

預けたお金の安全性を重視するなら、いつでも利用できて使いやすく安全なスーパー定期が基本。5年以上の中・長期で預けておきたいお金なら、個人向け国債も候補になりそうです。個人向け国債の金利は、発行の1か月ほど前に公表されるので、定期預金の中で金利の高いネット定期と比較して判断するのがポイントです。

すぐには使わないけれど、いつでも引き出せるようにしておきたいお金があるなら、MMFにしておけば、30日経てばいつでも解約ができて、普通預金より高い金利がつきます。

安全性を重視するお金も、スーパー定期を中心に、個人向け国債やMMFを賢く利用して、低金利時代とはいえ少しでも多くの利子を確保したいものです。


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坂本 綾子

多数のマネー誌で活躍するガイドが銀行・郵便局との賢い付き合い方をレクチャーします。

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