●家計貸借対照表の作り方(資産の部)
家計資産は、金融資産と実物資産に大分類します。
金融資産は、預貯金のほか、株式や債券などの有価証券が主なものです。いわゆる金融商品が該当します。保障よりも貯蓄目的で加入している保険契約も入ります。保険契約の場合は解約返戻金額で計上することにします。
実物資産の代表的なものは、なんと言っても不動産です。自宅と投資用不動産があります。これに換金価値のある貴金属(主に金)が加わります。アクセサリー的なものはいれません。ちょっと迷うのは自動車等の耐久消費財ですが、ここでは入れない方がよいでしょう。これから作成する家計貸借対照表は、将来の支出に向けて、その源泉となるストック(資産)を洗い出す目的があるからです。保有する自動車に残存価値があるとしても、その価値を自動車の買い替え以外に利用することはまれでしょうから、自由になる資金の源泉とは考えないことにしましょう。
家計資産は家計貸借対照表のT字形の左側に、金融資産、実物資産を流動性配列といわれる順番で記載していきます。流動性配列とは、現金(タンス預金?)を先頭に、換金性の高いものから順番に記載していく方法です。
ここで一番重要なのは、その資産をいくらに金額評価したらよいかということ。大原則は「
時価額」です。購入に要した金額(取得価額という)ではなく、B/S作成日における「売却可能な額」を調査、推定しなければなりません。
いま売却したら、いくらで売れるかという金額で計上します。