これがキホン!資産運用の大事な話

更新日:2009年01月09日

大投資家の名言 バフェット Vol.3

バフェットの最近の名言は「今こそアメリカを買え!」です。彼がこんな扇動をするのは珍しいことですが初めてではありません。過去のバフェットの言動を株式市場の動きを検証します。

経済的混乱の続く中で、世界一の個人投資家ウォーレン・バフェット氏は「今こそ、アメリカ株の買い時だ」と果敢な発言をしています。

銀行がつぶれ、金融市場が凍りつき、失業率が激増しているこんな時に、そんな向こう見ずなことをいうバフェットを、変な男だと思う人がいるかもしれません。彼がこの種の表明をしたことは、過去にも何回がありました。

最悪のスタグレーション下の1974年

写真のタイトル
バフェットの経営するバークシャー・ハサウェイ社の株価と米国株インデックスとの騰落率比較。素晴らしい超過収益の継続こそ、バフェットの卓越性の裏づけとなっている。(ダイヤモンド社「バフェットのポートフォリオ」より引用)
1973年と74年はアメリカにとって最悪のときでした。OPECは原油価格を4倍に引き上げ、米国経済は長期停滞と激しいインフレに見舞われたのです。12%のインフレと0.5%の低成長というスタグフレーションです。

人々はスタグフレーションにおびえ、株価は42%下落しました。悲観が頂点に達したころの1974年の11月に、バフェットはやはり今回と同様の強気の発言をしています。

「皆さんは企業の利益を案じ、停滞に我を失っているかもしれないが、こんな株価でなら自分はまったく悩まない」

といって、バフェットはこのときからワシントンポスト(WPO)を大量に買い始めたのです。1975年に株価指数(S&P500)は37%も反騰し、翌年にはさらに23%上昇しました。

アメリカの株価(S&P500)とバフェットの会社(バークシャー社)の一株当たり純資産の騰落率を右にご紹介します。

さて、最悪のときに勇気ある投入をするバフェットの投資事例をあと2話、次のページでご紹介します
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北川 邦弘

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