マーケットは人の予想を常に裏切る
Aさんのポリシー転向と機を合わせたかのように、世界のマーケットは回復していきました。
日経平均は、リーマンショック前に12,000円だったものが、2009年3月に7000円になり、8月には10,000円まで回復しました。当初の投資ポリシーを維持し続けた人なら、いったん半減させた資産を、今ではかなり回復させていたはずです。
しかし、Aさんは相場の反転期をとらえそこね、挽回の機会を日々失っています。そして、もう動けません。
これで、新たな暴落が起こらなかったらAさんはどうなるのでしょう。ただ100年に1回の大暴落で投資元金を半分に減らしただけで終わってしまいます。もちろん、新たな暴落が起きればAさんはしてやったり!ということになるのですが、そんな破滅を期待し続けるAさんの願望は果たして健全なのでしょうか?
どんなポリシーでもいつか報われる
どんなポリシーを持っていてもかまわないのですが、それは一貫していないと役に立ちません。
長い間には、ブルが勝つときもあり、ベアが勝つときもあります。一貫した姿勢を取っていれば、自分の相場観にマッチした環境ではぼろもうけできるときが必ず来ます。そのときの超過収益で全体をならせば、どんなポリシーでも並みのリターンは得られるかもしれません。
不動の姿勢こそ必勝法則
もしポリシーを猫の目のようにコロコロ変える投資をしていたら、それはコインを投げるたびに表から裏かを当てるギャンブルに成り果ててしまいます。
コインの表裏を当てるゲームで、表の出る確率は常に50%。しかも、回数を重ねるほどに完璧な50%に近づきますが、毎回毎回異なる予想をしていけば、当たる確率は次のように計算されます。
0.5 X 0.5 X 0.5 X 0.5 X 0.5 X 0.5 X・・・・・
となり、確実にゼロに近づいていきます。
そう、投資ポリシーを変えるほどに負ける確率が高まるのです。
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