年金関連情報

更新日:2003年11月04日

【衆議院総選挙特集】 徹底比較!年金マニフェスト!

11月9日の総選挙、「年金」が争点だと言われていますが、どっちがいいのか分かりにくいですね。そこで若手年金ウォッチャーが簡単に比較・評価! 投票前にぜひチェックを!

■まとめ~似たり寄ったり?年金マニフェストの選び方!

今回の総選挙は政権交代がキーワードだとか年金が焦点だとか話題になっています。しかし、このキーワードはなかなかなじみがなく、検討がしにくい分野ではないかと思います。とかく、具体的数値の有無や消費税論議だけが先行しがちです。

今回のコラムでは2つのキーワードを軸に比較検討の論点を整理してみました。ここで取り上げたのは自由民主党、公明党、民主党、民社党、日本共産党の5党ですが、それぞれの主張の異なるポイントはおわかりいただけたのではないでしょうか?

人によっては「要するに……似たり寄ったり?」とお感じの方もあるでしょう。確かに基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げる考えそのものについてどの党も異論は出ていません(前回の年金改正で決められているから、といえばそれまでですが)し、今回のマニフェストだけでは我々の感じる「年金不信・年金不安」にはどこも十分に答えきれていないとも思います。

しかし具体的な財源の捻出や実施時期については明らかに各党の独自色が現れていますし、今後の年金制度の将来像についても具体的な提案をしている党とそうでない党があるのも明らかだと思います。各党ごとに整理した前編と、テーマごとに比較した今回の後編をじっくり読むことで、自分なりの政党の支持は出せるのではないでしょうか?

    □   □

20~40歳代のAll About Japanの読者の方々にはぜひ今回の選挙は投票に行っていただければと思います。なぜなら我々の世代はひとりでも多く選挙に行かないと明らかに「損」をする世代だからです。

すでに60歳以上の「年金をもらい始めている世代」が3,000万人以上います(!)。それに対して現役で働く「保険料を納める側の世代」の人口は約8,000万人くらいです。しかもそのうち1,500万人くらいは50歳代のベビーブーム世代で「まもなく年金を受け始める側に入る世代」です。

しかし、投票率で見ると両者の差は歴然です。60歳代のお年寄りは約80%が投票に行く一方で20歳代の投票率はおよそ35%。実際に選挙に行った人数でも逆転が起きかねない状態です。これでは、投票に行かない世代を冷遇する政策、つまり現役世代の負担が天井知らずになる政策が実現されても文句はいえません。

文句だけ言っていても世の中は変わりません。自分の将来を少しでも明るいものにしたいと思うのであれば、ぜひ今回の総選挙に足を運び、自ら投票してもらいたいと思います。そして、「我々の世代は不安だし現状に不満だぞ!」と態度を示してほしいと思います。少なくとも、私は私の収入の半分以上を国に持っていかれることになるのはイヤです。

今回のコラムがあなたの投票のきっかけや参考になることを期待しています。



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山崎 俊輔

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