資産運用/資産運用関連情報

お金持ちは明日できることを今日やらない

「明日でも良いことは明日に延ばそう」……これは書き間違いではありません。好きなものは最後に食べるのではなく、好きなものこそ最初に食べるのです。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

  • Comment Page Icon

明日できることは明日に延ばし、やりたいことを今日やろう

私たちの時間は有限です。だから今日は今日必要なことをやる。自分にとって大切なことから手をつけて、今を楽しもうとすることです。充実した今日の積み重ねが人生を作るのですから、今できることを優先してやる、ということです。
 
お金持ちと時間の関係

お金持ちと時間の関係



「太く短く生きるより、細く長く生きるのが良い」と言われますが、人は人生の長さを自分で決めることはできません。長く生きたいと思っても、不慮の事故や病気で死んでしまうと、細く短くという人生に終わってしまうかもしれません。だからこそ、やりたいことを先送りしてはいけないと私は考えるのです。

もちろん、明日死ぬかもしれないと言っても、毎日面白おかしく遊んで、給料や貯蓄を使い果たすその日暮らしの生活を勧めているのではありません。そもそも生きるか死ぬかという瀬戸際に立たされるような局面は、私たちの日常生活での確率からすると非常に低いわけですから、ものごとは全てバランスです。

また、受験生が遊びたいからと勉強をほっぽり出してしまうのも、それは現実逃避というものです。あくまでも自分に本当に必要だと思えることは、先送りするのではなく、前倒しで実行するという姿勢を持とうということです。

明日でもいいことは、明日やればいいじゃないですか。今日は今日すべきこと、やりたいことがあるはずです。私を含めて多くの人は、「時間がない、お金がない、忙しい」と言い訳し、「時間ができたら、お金が貯まったら、将来は、いつかは」と先延ばしにして、結局やらずじまいになってしまいます。

「今日できることは今日中に済ませる」という考え方が今の世の中心ですが、「できること」と「やるべきこと」は違います。

むしろ忙しいときの方が緊張感と集中力があり、物事を吸収したり処理したりするスピードが普段よりも格段に速くなります。ですから、忙しい今、やるのです。徹底的に今を贅沢に使いましょう。

悲観論者で有名な哲学者のショーペンハウエルは、

「青年期には体力があるが、お金がない」
「中年期にはお金があるが、時間がない」
「老年期には時間は余るほどあるけれども、健康に見放される」


というのが人生の構図だと言っています。

もちろん全ての人に当てはまるわけではありませんが、要するに、いつの時代でも100%ベストな環境なんてものはなく、時間やお金ができるのを待っていたら、いつまでたっても何もできないということです。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で資産運用関連の書籍を見るAmazon で資産運用の書籍を見る
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます