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本を読まない人の末路

読書は最高の自己投資手段の一つ、と多くの人が聞いたことがあると思います。実際にはどうなのでしょうか……?

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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本は最高の投資

読書は成長のためには不可欠なツールです
このコラムをお読みいただいている読者の方々は、おそらくきっと読書好きだと思いますので、これから展開される話はもうわかりきっていることだと思います。

本当に読んでいただきたいのは、このコラムを読まない層ですから、届けたい人に届かないことを知りつつ書くという矛盾を感じながら(笑)、でも伝えたいと思います。

読書をしている人が必ずしも成功するとは限りませんが、成功者のほとんどは読書家です。読書によって知恵や知識を吸収し、自分の成長の肥やしにしているのです(ほとんど、と言ったのは、人と会うことによって知恵や知識を吸収している人が少数いるからで、そして彼らの多くは大成功者です)。


最もコストパフォーマンスの高い自己投資法

私も本を書いている立場の人間として感じることですが、日本の本はものすごくコストパフォーマンスが高いと思います。

本は著者の知恵や経験やノウハウの宝庫であり、波瀾万丈な人生がぎゅっとつまっています。投資や起業を始め、恋愛、趣味などなど、あらゆるジャンルにおいて、私たちが経験したことのないような数々の経験、失敗や成功が、書店やネットを通じて簡単に手に入ります。

それに、一冊の本を書くまでには、膨大な時間とコストがかかります。2週間で一冊書くという強者もいるそうですが、ほとんどの著者は、やはり3ヶ月~6ヶ月は執筆に充てるそうです。

私自身も、1冊を約3ヶ月~4ヶ月で書き上げますが、それはあくまで原稿。そこから編集者と打ち合わせながら加筆・修正して完成度を高めていくという作業をさらに2ヶ月ほどかけます。そうすると実質的には半年以上かかっていることになります。

著者はそのときに持っている全てを出そうと全力を尽くします。(1冊の本のページは決まっているので、全て言い尽くせるはずはなく、かなりカットされますが・涙)。編集者はもちろん、校正や装丁デザイン、印刷・製本・配送などにも多大な時間とコストがかかっています。

こんなにも手間とコストがかかっている本が1,500円足らずで買えるのですから、こんな安い自己投資はありません。私自身も様々な分野で相当本のお世話になってきました。

アメリカに行ったときは、3千円とか5千円とかするような本(しかも300ページとか500ページとかある!)も多くてびっくりしましたが、それと比較すると日本は本当に読書による自己投資天国だと思います。

もちろん、ただ本を読めばいいというわけではなく、やはり読み方が大切です。では、どういう読み方をすればよいのでしょうか。
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