富士通からの初のPocketPC2002搭載デバイスPocket Looxが発売されました。購入から一週間を経て、ほぼ環境も整ってきたところです。
Pocket Looxの利点は、Bluetoothを本体に内蔵することでPCとの同期連携を無線化できることにあります。
●Bluetoothでの無線同期
ノートPCやデスクトップ機にBluetooth機器を接続し、ドライバをインストールする必要がありますが、使用デバイスにあらかじめ設定しておくことで無線によるファイル移動やActiveSyncでの同期が可能となります。
PCマシンとの連携で、ケーブルレスな活用が可能なため、小型PCノートなどの出先での連携も可能となり、モバイルユーザーにとっては願ったりかなったりの環境ですが、そう良いことばかりでもありません。
私は購入時にサービスで付属された富士通製USBのBlutoothユニットを使用しています。無事に動いていますが、お世辞にもインストーラーなどの完成度は高いといえません。また、他社製パソコンでの動作保証も無いため、他メーカーのPCと接続するには自己責任となるところも辛いところです。
とはいえ接続さえしてしまえば快適に無線接続が可能です。ノートPCなどには標準で搭載して欲しい機能でもあります。
●使用して気になったところは?
一つは、Bluetooth接続ではPC上からのアプリケーションのインストールは出来ない点。これはPC上からのインストールが多い海外のアプリケーションなどでは少々困る点です。
もう一つは、出先でのPCで利用には新たにドライバなどをインストールし、PocketPCとPC間でパートナー関係を作らないといけないことです。これには付属のUSB接続ケーブルなども必要となり、出かけた先のPCで直ぐに接続という訳にはいきません。
ただ、こうした問題は、出先のPCと接続が必要性が想定される場合は、設定に必要なドライバやケーブルを持参すれば解決できる訳なので、工夫次第と言えます。
●Pocket Looxの良い点は?
Pocket Looxは、筐体側面へ配置された操作ユニットがあります。ユーザーがアプリケーションなどを再配置して利用可能なボタンとして、右側面にはボイスレコーダーボタン、左側面にスタートメニューボタン、カーソルコントロールが可能なアクションコントロール(ジョクダイアル風)が配置されています。
手帳型デバイスには2つの側面があります。ビュワー(表示)とインプット(入力)機能です。ハンドオン端末であるPDAは、入力時は両手を使うことになるケースが多くなります。しかし、ビュワー端末として見たときは、片手だけで操作出来た方が簡便です。カーソル移動が可能なアクションコントロールと必要な機能を再配置可能な側面のボタンは、片手操作には有効なインターフェイスといえます。
Pocket PCは、前身であるPsPC時代にこうした機能の配置を実現していたのですが、現在の機種で発展させて活かされているかというと多少疑問があっただけに、PocketLooxでのアプローチには期待したいところです。
Pocket Looxは、まだ初号機とあって細かい問題も多々存在していますが、コンセプトとしては、今後が楽しみなデバイスと思います。
Pocket Loox
http://www.fmworld.net/product/frame/ploox0207/index.html