文章:掌田 津耶乃(All About「Javaプログラミング」旧ガイド)
iαppli Development Kitでプロジェクトを作る
今回はiアプリの開発を行うための「プロジェクト」を作成していくことにしましょう。プロジェクトというのは、開発の最小単位となるもので、新しいiアプリを開発する場合にはまずこのプロジェクトを新たに作成します。
iアプリというのは、いくつかのファイルから構成されます。単純に「プログラムのファイルを1つ作れば完成」ではないのです。また、記述したソースコードからコンパイルをしたり、それをJarファイルにまとめたり、プリベリファイ(事前検証)と呼ばれる作業をしたりと、プログラム完成までにいろいろやらなければいけない作業があります。
プロジェクトは、プログラム作成に必要なファイル類を一括して管理し、必要に応じてプログラムのプリベリファイやコンパイル、Jar化などの処理を行うことができます。つまり、プロジェクトとして作成することで、開発に必要なファイルや各種の処理などをまとめて管理し行う機能を提供してくれるのですね。
さて、iアプリの開発には、実をいえば2通りの「プロジェクト作成法」があります。1つは、既にインストールしてあるiアプリの開発ツール「iαppli Development Kit」を使って作成する方法。もう1つは、プラグインをインストールした「Eclipse」を使って開発する方法です。
実をいえば、両者の間には互換性があり、片方で作ったプロジェクトをもう一方で使うこともできます。ですから、あまり「どっちを使うべきか」といったことは考える必要はありません。使いやすいほうを使えばいい、という感じでしょうか。
まずは、iαppli Development Kitでプロジェクトを作成してみましょう。以下に手順を整理しておきます。
1.まず、<スタート>メニューの<すべてのプログラム>内にある<iαppli Development Kit for DoJa5.0(FOMA)>から、<iappliTool for DoJa5.0(FOMA)>を選びます。これで、iappliToolという開発ツールが起動します。これは、コマンドプロンプト画面とプロジェクトの管理画面、そしてエミュレータ画面の3つの画面からなります。
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| iαppli Development Kitの画面。左側がプロジェクト管理の画面、右側がエミュレータ。 |
2.プロジェクト関係の操作は、プロジェクトの管理画面のウインドウ(「iappliTool for DoJa5.0(FOMA)」というタイトルが表示されているもの)で行います。では、プロジェクトを作成しましょう。画面にある「プロジェクト新規作成」というボタンをクリックしてください。
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| 「プロジェクト新規作成」ボタンをクリックする。 |
3.画面に「新規作成」というダイアログが現れます。ここで、作成するプロジェクトの保存場所と名前を入力します。プロジェクト格納先(保存する場所)は、デフォルトではiαppli Development Kitのフォルダ内にある「apps」フォルダになっています。これは、そのままで問題ないでしょう。またプロジェクト名は、ここでは「Sample」としておきます。
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| プロジェクト名を入力して「作成」ボタンを押す。 |
4.プロジェクト管理画面に「プロジェクトを作成しました」と表示され、その下に各種のファイルの保存場所が表示されます。
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| プロジェクトが作成される。 |
作成されたプロジェクトを見てみると、「sample」というフォルダの中に、いくつかのファイルとフォルダが作成されていることがわかります。プロジェクトは、このようにいくつものファイルとフォルダから構成されているのですね。