温泉/東北の温泉

野湯、地元専用共同湯ばかりの貴重な6湯

この温泉地周辺には、地元専用共同湯や源泉の垂れ流しの野湯、個人宅の温泉などがあり貴重な温泉体験が出来る。温泉名を明記できず某温泉BからGまでの6箇所をレポートする

執筆者:郡司 勇


野湯、地元専用共同湯ばかりの温泉地・貴重な6湯



この温泉地周辺には、地元専用共同湯や源泉の垂れ流しの野湯、個人宅の温泉などがあり貴重な温泉体験が出来る。温泉名を明記できず某温泉BからGまでの6箇所をレポートする


 

  1 B温泉 企業専用温泉


1. 個人宅のような外観
2. コンクリートの浴槽
3. 源泉約44度 浴槽は適温
4. カラン自在 透明、無味、無臭



B1
インパクトのある鄙びた一軒屋が温泉


国道よりやや小道を行き、奥まったところにある企業専用浴場。入浴客に許可を取って入浴させていただいた。外観は木造2階で、まったく普通の民家と同じである。情報がなければまったく温泉とは気付かないであろう。

B2
比較的大きなコンクリートの内湯


玄関の両脇に8畳ほどの脱衣場が男女別にあり、その奥が浴室である。中の浴槽はコンクリートの簡素なもので比較的大きく、5.6人は充分に入れる大きさである。源泉カラン自在の使い方で掛け流しである。源泉は止めてあったが先客のおかげで適温になっていた。

B3
個性の少ないきれいな湯が掛け流し


カランを開くと44度前後の湯が大量に出てくるので温度を上げるのは容易である。ポンプに自動スイッチが付いていると思われる。源泉を観察したが透明、無味、無臭であった。個性のない綺麗な温泉であった。しかし個人宅のような温泉施設が楽しい記憶となった。


B温泉 某企業専用温泉施設

 

 2 C温泉 ドラム缶野湯


1. 集湯槽の溢れ湯ドラム缶
2. 隣の家で許可
3. 透明、甘いたまご味、微硫黄臭



C1
余り湯の下にドラム缶が置かれているだけ


国道沿いの集落にある源泉施設の溢れ湯。この須賀川地区には各家庭に温泉が引かれているそうで、貯湯槽としての源泉タンクからのオーバーフローが側溝に垂れ流されている。その配管の下にドラム缶が置いてあり入浴可能な形となっている。


C2
腰まで入浴できた。


個人宅の庭の奥にあり、その家に許可を取った。無断で入浴したら不法侵入になるであろう。奥さんは小さなドラム缶に入浴するなど、不思議な顔をしていた。しかしこちらの熱意を説明してどうぞという形になった。


C3
肩には絞り掛ける、硫黄分が残っている湯。


実測41度の適温で、ドラム缶の底がヌルヌルしていて、やや気持ち悪い点以外は満足した。この地域の温泉は硫酸塩系の単純泉であろうか?どこもつるつるはない。新鮮な場合、弱い硫黄分を含んでいる泉質がほとんどである。ここも同じで透明、甘いたまご味、微硫黄臭と観察した。


C温泉 ドラム缶垂れ流し野湯

次は個人宅の溢れ湯の子供プール入浴とプレハブの地元専用共同湯
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