文章:郡司 勇(All About「温泉レポート」旧ガイド)
箱根は近郊ながら深山幽谷の地で風光明媚で、更に温泉があり素晴らしい地域である。この度家族連れで行った。その他多摩テック温泉をレポート
1多摩テック温泉 クアガーデン
多摩テックに温泉が湧出し日帰り温泉施設が出来た。ずっと未湯になっていたのでこの度訪問した。多摩テック裏手の高台にある温泉で見晴らしが良い。展望を生かした扇形の内湯と庭園風露天風呂がある。
総計2309mgの弱食塩泉で温度が45.3度と立派な源泉である。八王子周辺の泉質は塩釜温泉や福々の湯などが黒湯の食塩泉ながら温度がありなかなか良いものと思っていたがこちらは透明の弱食塩泉であった。少塩味、カルキ臭と記録した。循環のためであろう。
2小涌谷温泉(再訪)
ユネッサン、ゆーとぴあ、ホテル小涌園せせらぎの湯
2003年の連休は飛び石である。本格的な湯巡りは何とか3,4,5の混雑時であるが、出かけることが出来た。
その前の飛び石の休みに家族で子供の喜ぶユネッサンに行った。この小涌谷温泉は以前「ゆーとぴあ」が開業した頃に行ったきりである。
総計700mg余りの単純泉と3000足らずの弱食塩泉の分析表が掲示されている。しかし透明、無味、無臭の温泉である。ユネッサンはプールとして使われるための温泉施設で、カップルや子供連れには素晴らしく、私は少々付き合ったのみであるが2日間子供を充分に楽しませる施設である。
ホテルの浴室はせせらぎの湯といってなかなか立派な施設で、「泉質うんぬん」は抜きに満足した。庭園がひろく緑の中にある温泉浴室であった。
昔からある「ゆーとぴあ」は小涌谷の核心部にあり湯量豊富なイメージであるが循環であった。記憶は少ないが、開業当時のまま使われていた。噴気が多量に噴出していた沢は、全て造成に利用され尽くしたのか?ほとんど出ていなくなっていた。ホテル客室にあるコックの湯が透明、無味、無臭ながらカルキ臭がなく一番良かった。
3強羅温泉 大雄山箱根別院
早雲山の南斜面は大涌谷を思わせる噴気地帯で、遥か上方を見上げると塚原温泉や川湯地獄のように湯気で覆われている地獄沢である。早雲地獄と呼ばれている。
その出合にあるのがこの大雄山箱根別院である。一目見ただけで温泉が絶対ある立地と思われた。硫黄泉と明礬泉があるような情報であったが明礬泉の個性は弱く、硫黄泉の個性もさらに弱く、その違いを飲泉よって見分けるのは至難であった。
唯一露天風呂には細かい白湯の華が浮遊しており硫黄泉だとわかり内湯は弱い金気味によって明礬系であるなあと思わせるものであった。
この温泉は建築の存在が素晴らしく入母屋の寺院に入浴をお願いする。中は飾り気のない和室で清楚なものである。高台にあり対岸の明星山、明神山が見渡せて気持ち良い。
本日は快晴であり、新緑に囲まれてすがすがしい風が吹き渡っていた。温泉気分を満喫できた。やはり沢上方の地獄からの引き湯であった。