文章:郡司 勇(All About「温泉レポート」旧ガイド)
福島の湯6
15飯豊鉱泉
小さな山小屋の鉱泉。ポリバスに入れて加熱する方式。源泉足し放題は好感する。硫黄、ヒ素、銅—マグネシウム、ナトリウムー塩化物冷鉱泉という長い成分名。茶色白濁、炭酸塩薬味、鉱物的薬品臭。16度で総計6201という濃いものである。陽イオンの主成分がMgというのが珍しい。Mg280 Na363 Ca107 Al 29.8 Fe 5.5+9.3 Cu 1.0 As 1.1 陰イオンはCl 3183 S2O3 14.8 Br12 I 2.3 SO4 846 HCO3 604 その他 メタ亜ヒ酸 1.6 CO2 655という個性派物質のオンパレード。感触として最も印象に強いのは炭酸味に混ざる個性的な薬品味である。金属類やヒ素のためなのか14.8ものS2O3のたまご味が感じられない。または炭酸が強いためなのか?ちょっと毒水のようで危ない感じがする。加熱後はコーヒー牛乳色になっている。
16熱塩温泉 共同湯(再訪)
72度のNaCa-Cl泉 総計14206 重炭酸も2098もある。透明薄濁り、苦味+塩味、ほぼ無臭 昔ながらの共同湯で以前と変わり無く存在していた。脱衣場が1つで浴槽が中仕切りにて2つに別れているもの。源泉も加湯自在で良い共同湯の見本のよう
なものであった。14グラムの食塩泉にしてはマイルドでピリリとした感触はない。
17日中温泉 ゆもとや
含重炭酸土類食塩泉の40.5度で総計5736 のもの 緑褐色、炭酸えぐ味+重曹味+弱塩味、金気土類臭。この湯は好きなタイプである。Mg31.6 Ca 285 Al 8.0 Fe17.8などと25%のHCO3 さらに591mgのCO2などが良く出ていて重炭酸土類泉に近い感触であるClは1666(60.6%)SO4 509(13.7%)HCO3 1213(25.6%)の含有であるが量的に同じほどのHCO3の感触が際立っていて好きな特徴を良く出している。
18桜峠温泉 ラビスパ
52.8度の食塩泉で総計4219 とのことであるが温泉を感じない。透明、無味、無臭
19裏磐梯早稲沢温泉 民宿山城屋泊
共同源泉管理になって各民家に配湯していた。尾瀬戸倉などと同じ方式だ。湯も似ていて透明、少苦味+石膏味、無臭の硫酸塩泉できれいな湯が掛け流しになっていた。
1桧原温泉 桧原塾
「ふだんぎの温泉」として開放されていた 桧原塾と看板が掛けてある集会所の浴槽。ステンレスの家庭用1つに透明、無味、無臭の単純泉がかけながされていた。
総計195の48.8度まったくの白湯であるが楽しい温泉であった。
2土湯沢温泉
前に良かった記憶があるが湯の記憶が薄くなってしまったので再訪する。38度ほどの弱食塩泉が小さな浴槽にどんどん掛け流しになっている。しかし感触的には石膏含有といったもので透明、石膏苦味、少湯の香。未舗装の道を登っていくアプローチは同じ、小さな温泉宿である。数本の源泉がありブレンドしているとのこと。