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更新日:2001年04月26日

鎌先と東鳴子2

東鳴子の高友旅館のあとは東鳴子のほかの旅館や鳴子、中山平を廻りました。さすが日本の温泉で東の横綱だけあって良い湯続出の湯めぐりになりました。

文章:郡司 勇(All About「温泉レポート」旧ガイド)

3東鳴子温泉 まるみや
 以前から素晴らしい個性のある湯と聞き、ぜひ行きたいと思っていた湯
 東鳴子で赤湯と言われている鉄を含む湯。緑褐色に濁り、少鉄味+弱重曹味
 鉄金気臭+微硫黄臭 成分的には総計1016のNa-HCO3泉であるが
 Fe1.2+1.5でこれほど存在感が出るのかと思う。木の樋から出ているのが
 独自源泉でこちらが金気多しで、共同源泉は別に足されている。
 こちらは東鳴子共同湯のものと同じのよわい油臭のある透明の
 ものであった。

4鳴子温泉 姥の湯
 4つの源泉を使う温泉宿。60度の芒硝泉 63.5度の硫黄泉
 単純泉、54度の含芒硝重曹泉の4種である。
 敷地の駅側に硫黄泉の源泉があり強い硫黄臭を放っている
 中庭にその他の源泉があり直線で15mほどで湯の感触が
 全く違っている。しかし分析表をみると
 どれもNa-HCO3、SO4またはわずかの差でNa-SO4、HCO3
 になっているもので地下での加水の状況で単純泉になったり
 温度が違うのではと思われる。ただし硫黄泉の源泉位置のみは
 硫化水素を含む噴気が地中で当っているのであろうと推測できる。
 硫黄泉はHS 2.1 H2S 1.8と少ないが薄緑白濁(10センチ)
 少炭酸味、鉱物的硫黄臭の良いもので硫黄は数値よりずっと
 多く感じる。木の浴槽に入っていて素晴らしかった。

5鳴子 滝の湯(再訪)
 46.2度の酸性含硫黄NaAlCaFe-SO4泉 pH2.8 CO2 505
 という酸性泉特有の組成である。芒硝、明礬、石膏、緑礬の順に
 多いわけであるがどれも微量で陽イオンの総計は224である。
 打たせ湯と大湯では前者が濃くすぐ裏の源泉と思われる。
 白濁、明礬+酸味、少硫黄臭、H2Sは分析表によると2.7のみ
 であった。大湯は薄い濁りで湯の華はほとんどが沈殿して
 たまごスープ状である。
 すぐとなりがHS— 83.4を誇るうなぎ湯とは思えない不思議な
 湧出状況である。
6鳴子 国民宿舎 ホテルたきしま
 珍しい食塩がメインの湯、総計1775のうち
 陰イオンはCl 351.8 SO4 358 HCO3 347という
 三者拮抗している湯。Na-Cl、SO4、HCO3泉となっている。
 86.5度の源泉が地下の浴槽のすぐ横に洞窟状に沸いていて驚く。
 強烈に温まる湯で、汗が止まらない、芒硝の香りが充満した
 浴室で味覚は弱塩味+芒硝薬味のけっこう個性的。

(執筆者:郡司 勇)

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藤田 聡

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