文章:佐藤 孝(All About「テーマパーク・遊園地」旧ガイド)
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| 会場イメージ。イラスト手前の広いエリアが世界120以上の国と地球大交流が実現する長久手会場、右奥がテーマ「自然の叡智」を具現化する瀬戸会場 |
「××は、愛・地球博に出展します」。
そんなコピーがさまざまな企業のCFから流れ、広告に見られるようになりました。そう、今年は「愛・地球博」が開催される年。2005年最大のイベントを、当ガイドサイトでも大きく取り上げています。まず第一回目の今回は、その概要からチケットの入手までご紹介しましょう。
21世紀最初の国際博覧会
名古屋市中心部から約20キロメートルの東部丘陵、長久手町・豊田市、瀬戸市を会場に、3月25日(金)から185日間に渡り開催されるのが、2005年最大のイベント「愛・地球博」です。「愛・地球博」はじつは愛称で、正式な名前ではありません。正式名称は「2005年日本国際博覧会」。「愛知万博」という略称を使う場合もあります。
万博というと一定の年齢以上の方は、35年前に開かれた大阪万博を思い起こすはず。1970年に大阪府千里丘陵で開催された大阪万博は、記念すべき日本初の国際博覧会でありました。それでは、国際博覧会についてご説明しましょう。国際博覧会は、国際博覧会条約において「二以上の国が参加した、公衆の教育を主たる目的とする催しであって、文明の必要とするものに応ずるために人類が利用することのできる手段又は人類の活動の一若しくは二以上の部門において達成された進歩若しくはそれらの部門における将来の展望を示すものをいう」と定義されたイベントのこと。
日本においては、最初となる大阪万博の後、75年に沖縄海洋博(海洋博)、85年に筑波科学博(科学技術博)、90年に大阪花と緑の博覧会(花博)という特定テーマの特別博でない開催が続き、今回の愛・地球博は総合博として大阪万博以来35年ぶり、わが国2回目の国際博覧会開催になります。世界をみても、2000年のハノーバー以来5年ぶりの開催。21世紀初の国際博覧会としても注目の博覧会なのです。
環境万博といわれる理由
35年前、日本の高度成長期に開催された大阪万博とは対極にあるのが「愛・地球博」です。20世紀はめざましい科学・技術の進歩が、地球規模で世界を一変させることになりましたが、その結果、地球の自然はその許容量を超え、さまざまな危機に直面しています。そんな現状を慮り、消費型の博覧会ではなく、「環境万博」として運営されるのが、今回の「愛・地球博」です。
国家、地域、企業、市民、NPO/NGO、ボランティアなどさまざまな立場の多くの人たちが、それぞれのアイデアと試みで参加します。たとえば会場。世界120以上の国と地球大交流が実現する長久手会場と、テーマ「自然の叡智」を具現化する瀬戸会場の2つがあり、緑豊かな自然を生かしたいずれの会場も、開催後は都市公園に戻すことになっているそう。また会場を一周する空中回廊「グローバル・ループ」は木部に再生木材を使用し、鋼管は使用後リユースされます。会場計画、会場整備まで3R(リデュース、リユース、リサイクル)を浸透させ、地球にやさしい国際博覧会を目指します。
一歩ひいたスタンスで地球とその自然の仕組みのすばらしさをもう一度見直す、“自然の叡智”をテーマに開催される「愛・地球博」には、そんなメッセージが込められています。
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| 急ピッチで工事が進められる現在の会場風景 |
チケット入手方法
せっかくの自国開催の国際博覧会ですから、ぜひとも一度は見てみたいもの。見どころとしては、ロシアの永久凍土から発掘されたユカギルマンモスの頭部、つい最近の新聞ではローマ時代のバッカス像などの展示が伝えられましたが、見どころと見学ガイドについては、また別の記事でご紹介します。
今はまず、チケットを入手するのが先決。当日券より10%お得な前売券が発売されており、その他さまざまなチケットが用意されています。いつ、誰と行くのかによって選ぶべし。
| 券種 | 料金 | 適用条件 |
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| 大人 | 中人 | 小人 | シニア |
| 普通入場券(前売第3期) | 4,100円 | 2,300円 | 1,400円 | 3,300円 | 2005年3月24日まで発売 |
| 普通入場券(当日券) | 4,600円 | 2,500円 | 1,500円 | 3,700円 | 2005年3月25日から発売 |
| 全期間入場券 | 17,500円 | 9,500円 | 5,700円 | 14,100円 | 期間内に何度でも入場可能な入場券。発売中 |
| 夜間割引入場券 | 2,300円 | 1,300円 | 800円 | 1,900円 | 午後5時以降に入場する入場者に適用。会期中のみ発売 |
| 特別割引入場券 | 2,300円 | 1,300円 | 800円 | 1,900円 | 身体障害者手帳等をお持ちの方及び常時介護を必要とする場合の介護者(1名)の方に適用。別途規則については博覧会協会に要問い合わせ。発売中 |
| 一般団体割引入場券 | 3,900円 | 2,100円 | 1,300円 | 3,100円 | 15名以上の団体に適用し、大人、中人、小人の混同も可。ただし、土・日・祝・休日及び振替休日を除く。会期中のみ発売 |
| 学校団体割引入場券 | 高校等 1,300円 | 中・小・幼稚園等 800円 | 高等学校、中学校及び小学校等で、教職員の引率のもとに、原則として15名以上の生徒、児童で構成された団体に適用。ただし、土・日・祝・休日及び振替休日を除く。会期中のみ発売 |
| 平日家族割引入場券 | 大人1名+小人1名 5,500円 | 大人1名+小人2名 6,900円 | 大人2名+小人1名 9,600円 | 家族客(大人1名・小人1名、大人1名・小人2名、大人2名・小人1名)のセット券として発売。ただし、土・日・祝・休日及び振替休日を除く。会期中のみ発売 |
| 平日回数割引入場券 | 16,400円 | 9,200円 | 5,600円 | 13,200円 | 4枚綴りのセット券として発売。ただし、土・日・祝・休日及び振替休日を除く。会期中のみ発売 |
※大人:満18歳~65歳未満、中人12歳~18歳未満、小人4歳~12歳未満、シニア65歳以上に適用。
満4歳未満の乳幼児は無料。年齢は2005年4月1日現在の満年齢を適用。チケットは、公式サイトにて購入できるほか、全国の旅行会社、鉄道・バス等の交通機関、チケット事業者提携の販売チャネル、コンビニエンスストア、その他の取り扱い業者にて販売中。販売店舗や窓口によって取り扱っている券種が異なる場合もあるので、よく確認の上ご購入ください。
次回2月下旬アップの第二弾では、アクセスと宿泊についてご紹介します。お楽しみに。
※以上の記事・データは2005年1月の情報を基に書かれています。