文章:平良 淳(All About「イギリス」旧ガイド)
地下鉄ベイズウォーター駅を出て、プチ中華街を横目に見ながらクイーンズウェイを南に歩いていくと、少しずつ目の前の緑が濃くなっていきます。この緑豊かな一帯がケンジントン宮殿とその公園です。
この宮殿はダイアナ元皇太子妃がお住まいだったことで有名です。また、ジョニー・デップ主演の『ネバーランド』では、幻想的な物語の舞台としても登場していました。
今回は、この宮殿と公園にゆかりのある方の中から、ダイアナ妃とジョニー・デップを中心に、ケンジントン宮殿と公園を見て回ってみましょう。
P1. ダイアナ元皇太子妃のケンジントン宮殿
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ジョニー・デップ主演映画の舞台となった公園ダイアナ元皇太子妃がお住まいだった宮殿
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| ダイアナ元皇太子妃の命日になると、正面ゲートに多くの花やメッセージが熱心なダイアナ・ファンによって飾られます。 |
緑豊かな公園内にあるケンジントン宮殿は、“ピープルズプリンセス”と呼ばれイギリス国民から愛された故ダイアナ元皇太子妃が、1981 年のご成婚から亡くなる 1997 年まで生活された邸宅でした。自らの過食症の苦しみなどを語られ、王室を震撼させた有名なインタビューもこの宮殿で撮影されました。
ケンジントン宮殿は、1605 年に建てられたノッティンガムハウスを、1689 年にウィリアム 3 世がノッティンガム伯爵から購入し、有名な建築家クリストファー・レンによって改築され現在の姿になりました。当初は王家の宮殿として利用されていましたが、1760 年に王家の宮殿がバッキンガム宮殿に移されてからは王の親族の住居として使用されてきました。ビクトリア女王はこの宮殿で生まれ育ちました。
ケンジントン宮殿—ステイト・アパートメントの見学
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イギリス宮邸生活の様子を垣間見ることができるケンジントン宮殿。 Open : 10:00-16:00 無休 入場料 : 大人 11 ポンド、子供 7.20 ポンド |
現在、宮殿の一部が博物館として一般公開されています。歴代王や王妃の寝室、ダイニングルーム、謁見の間、王のギャラリー、ビクトリア王女の寝室 (1837 年の 6 月 2 日の朝、ビクトリア女王はこの寝室にて即位のニュースを聞かされました)、宮廷ドレスや軍服、ドレスメーカーのワークショップなどが展示され、18 世紀から 19 世紀の宮邸生活の様子を垣間見ることができます。また、歴代王妃のウエディングドレス、エリザベス 2 世女王陛下の公式訪問のときのドレスも展示されています。
この博物館の目玉は、なんといっても、ダイアナ妃の公式訪問用のドレスのコレクションです。有名デザイナーのデザインによる、手の込んだ刺繍やビーズワークのドレスはただため息が出るばかりで、これらのドレスを着ていたときのダイアナ妃の美しさが鮮明に目に浮かぶようです。このコレクションの中にはダークブルーのシルクベルベットで作られた有名なドレス (ビクター・エーデルスタインのデザイン) も含まれています。このドレスは、1985 年にホワイトハウスで行われた大統領主催の公式晩餐会の際に、ジョン・トラボルタとダンスをしたときにダイアナ妃が着ていたことで有名です。
所要時間は約 1 時間程度で、ガイドフォンが無料で借りられます。残念ながら、ダイアナ妃のウェディングドレスはクリーニング中で、現在展示されていません。
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ジョニー・デップ主演映画の舞台となった公園を見てみます。