大台を割るほど寒い気温って 寒波襲来、亜熱帯香港?
編集部 All About
華南地方を襲った寒波。急激に気温が低下した香港では、今年一番の思わぬ寒さが続きました。でも、さすが香港、寒波で儲かりホクホクの人もいます!
文章 : 岩野 睦(All About Japan「香港」前ガイド)
●こんなに寒くなった
12月26日は香港が今年一番寒かった一日でした。東京都の半分程度の面積しかない香港。でも香港内でも地域によって不思議と温度差が大きいのは意外と知られていないかも。
●香港最高峰でマイナス気温!
香港最高峰、とはいっても、たった957メートルの標高。実はビクトリアピークではなくて新界地区にある大帽山です。
ここではなんと12月26日に摂氏マイナス0.3度を記録してしまったのです!
●市街地気温も低め
同日は市街地もですら最高気温摂氏5-8度!香港は亜熱帯で、ここまで寒くは通常はなりません。
しかし、同日より中国大陸南部を襲った寒波は、台湾、広州の一部ですら雪を降らせ、ニュースは冬一色となったのです。
●香港市民の防寒対策は圧巻
香港の人々は寒さに対して非常に過敏な反応を示します。強烈な冷房を好む人々もこのシーズンばかりは驚くほどの厚着をしています。
目以外の顔面全ての部分をマフラーで巻いている人々など、そこまでしなくても…と驚くことも多々あります。
●ニュース中継にも感情がこもってる
ニュースの中継では1人暮らしの老女が、暖房機なしで震える姿をインタビューしていました。その女性の回答がまた壮絶!
「私にお金が無いから、だから子供たちは寄り付かない。だから、暖房機も家にないのです。私にお金があれば、それを目当ての子供たちが暖房機ぐらい快くプレゼントしてくれるんだろうけど。」なんていうのもあってビックリ。
●ビジネスでホクホク?
香港はビジネスの都。この寒さが商売に結びついた人々は、もう寒さなんて関係ないほど元気です。
代表格は先程述べたように厚着をする人々が多くなったせいで、洋服屋さん。急激に売り上げがアップしているといいます。
●ダービンノウ?
そして、新聞でもテレビでも「打邊爐(ダービンノウ)」という言葉を連呼させています。これは広東語のスラング「鍋」をすること。
おかげで中華風の鍋料理「火鍋」を扱う店はすでに今週の予約が取りづらい所が多数と伝えられています。
●こういうところも繁盛するそうで
さて、同時に盛況なのが病院。僕もかかってしまいましたが、急激な気温の低下でインフルエンザに感染する人々が増えているそうです。
現在、香港の保健所では、インフルエンザ予防のため、換気を良くして、換気の悪い人ごみになるべく近づかないようにPR活動を行っています。
香港の冬、今年はとっても寒くなるのかもしれません…。