文章:平野 美紀(All About「オーストラリア」旧ガイド)
先日5月26日より、南半球最大の光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー /VIVID SYDNEY」が始まりました!
オペラハウスやシドニー市内の歴史的建造物などのライトアップをはじめ、見どころも盛りだくさん! 今年がその記念すべき第一回となり、今後は毎年開催される予定だそうです。
早速、ガイド・平野が地の利を生かして取材してきましたので、その様子をお伝えします!
今年初めての試みとして開催が始まった「ビビッド・シヘニー」。来月6月の14日まで、3週間に渡って開催されます。
期間中にシドニーを訪れる方は是非、(夜のライトアップを撮影するため)三脚の持参をお忘れなく。そして、『アートな街』に変身したシドニーを再発見してください!
ビビッド・シドニーとは?
“南半球最大の光と音楽の国際フェスティバル”として、今年からシドニーが街をあげて取り組むニュー・サウス・ウェースズ州の5大イベントのひとつ。5月26日より始まりましたが、芸術家やシドニーのクリエイティブ産業が一丸となって街に彩りを添えています!
フェスティバルは大きく4つのカテゴリーで運営され、音楽+光(イルミネーション)+アイデア(芸術や生活そのものに関するヒント)を最大限に感じられる工夫が盛り込まれています。
1: ルミナス …シドニー・オペラハウスで行われる音楽祭
2: スマート・ライト・シドニー …省エネを実現した光の芸術=イルミネーション
3: ファイア・ウォーター …ロックス地区で催されるフード・フェスティバルと炎のスペクタクルを中心とした無料イベント。
4: クリエイティブ・シドニー …アート、芸術等のワークショップやパフォーマンス。
■ビビッド・シドニー開催期間: 2009年5月26日~6月14日 (ファイア・ウォーターのみ、6月12~14日の3日間)
キュレーターは環境音楽の父、ブライアン・イーノ
記念すべき第一回ということもあり、このフェスティバル全体を総括するキュレーターに、世界的に有名な英国人マルチ・クリエーターのブライアン・イーノ氏が就任したことも話題になっています。
イーノ氏は、U2をはじめとする大物ミュージシャンのプロデューサーとして知られていますが、元々芸術学校でアートを学んだ経歴を持ち、音楽だけでなく様々な分野で活躍している伝説的なアーティスト。「アンビエント・ミュージック=環境音楽」の父とも呼ばれ、音楽に興味のある人には神様のような存在とか。
音楽にさほど興味のない人でもWindows 95の立ち上がり音や最近ではi Phoneのアプリなどで、彼の音やアートに触れたことのある人も多いのではないでしょうか?
イーノ氏が地元をはじめ世界各国のアーティストをまとめ、シドニーの街を光と音楽、そして様々なアイデアで飾る祭典がビビッド・シドニーなのです!
そのイーノ氏のアートを無料で鑑賞できるのも、ビビッド・シドニーの魅力。オペラハウス内では、彼がコンピューターによって作り上げた音楽と光、アートが幻想的な空間を作り上げている「77ミリオン・ペインティングス(7千700万の描画)」が無料で鑑賞できますし、オペラハウスのライトアップで映し出されるデザインも彼の作品。
オペラハウスを白いキャンバスに見立て、地球のエネルギーをも感じるイーノ氏のアーティスティックな作品が映し出される様は圧巻です!
省エネ&リサイクル、環境問題に一石を投じるスマート・ライト・シドニー
ビビッド・シドニーの最大の見どころは、夜のイルミネーション! オペラハウスのライトアップをはじめ、ロックス&サーキュラーキー地区に点在する歴史的建造物にもアーティストによるライティング・デザインが施され、夜空に華麗に浮かび上がります。
また、ロックス&サーキュラーキー地区のいたるところに世界各地のアーティストが作成した光の芸術作品が配されており、それらを見て周る「ライト・ウォーク」も楽しめます。
ライト・ウォークの作品に使われるライトは、基本的にLEDなどを使用した省エネ電球。省エネルギーでも十分明るく、魅力的な光が作り出せる見本となる力作ばかりで、見応えも十分!
また、作品に使用するその他の部材もほとんどがリサイクル材となっており、環境にも配慮した街づくりをアピールしています。
ライト・ウォークは、マップに沿って各自自由に無料で見ることができますが、ボランティア・ガイドによる説明付きウォーキングも行われています。こちらも、もちろん無料!
無料ガイド・ツアーは金、土曜日(6月7日は日曜日も催行)の18時30分、19時30分、20時30分の1日3回、オペラハウス前のフォーコートに集合すればOKです。
自由に見られるオペラハウスをはじめとするライトアップとライト・ウォークの作品鑑賞は、期間中毎日18時~24時まで、となっています。
無料で楽しめる!シドニーでアート三昧
ビビッド・シドニーでは、有料の音楽コンサートもありますが、芸術作品(=アート)は、ほぼすべて無料で鑑賞することができます。各所に配された景観と一体化したアートだけでなく、MCA(現代美術館)やUTS(シドニー工科大学)などでの展示やイベントも、もちろん無料。アートや芸術に興味ある人なら見逃せない作品やワークショップが目白押しです!
また、シドニー天文台では「フェスティバル・オブ・ザ・スター」という星空と光のイベントも開催。こちらは有料ですが、冬の南半球の夜空を堪能できるチャンスです。フェスティバル期間中は、サーキュラーキーなどに案内所が設けられていますので、毎日のプログラムが記載されたパンフレットを入手してフェスティバルを満喫してください。
炎のスペクタクル・ショー、ファイア・ウォーター
ロックス地区でフェスティバル最後の3日間に行われる「ファイア・ウォーター」。19世紀にロックスで起こった囚人船スリー・ビーズ号炎上の様子を再現した、スペクタキュラー・ショーが予定されています。湾内が炎と光に包まれる壮大な歴史絵巻になるようですので、こちらも見逃せません!
また、ファイア・ウォーター開催の3日間は、ロックス地区にフード・ストール(食べ物の露店)なども出て、シドニーの食のレベルの高さを感じられる催しとなる予定だそうで、こちらもまた楽しみ。現在シドニーは冬に向かっているところですが、夜でも外で食事できるレストランも多いので、大いに“おいしいもの”を楽しんでください!
様々な催しが予定されている南半球最大の光と音楽の祭典「ビビッド・シドニー」。以下の公式サイトでもスケジュールや地図を確認できますので、これからこの期間にシドニーを訪れる方は、是非チェックしてからお出掛けください!
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ビビッド・シドニー公式サイト(英語)