2001年1月1日より、ユーロが導入され「リラ?ユーロ?おつりは???」と混乱していた街も、そろそろ慣れてきたようで、以前のような混乱は少しずつ解消されてきています。しかし!旅行者にとっては、ユーロに加えて、今だ流通するイタリアリラは、悩みのタネ。0の数がやたらに多くて、10万リラだの、100万リラだの言われても、すぐには「ああ、日本円でいくらぐらいかな?」と、ピンッとくるわけもありません。そんな旅行者の弱みに付け込んだサギが多発中!
1月22日に放送されたCANAL5(日本でいうところの某フジテレビのようなチャンネル)の「STRISCIA LA NOTIZIA」(潜入ルポなどをして問題を問う軽い感じの報道番組)にて、「私達のアミーコ、ジャポネーゼ(日本人)が危ない!」と、ローマ・フィウミチーの空港でのタクシーのだましの手口を解説。
旅行者に扮したレポーターがフィウミチーノ空港から乗車。隠しビデオで、タクシーの料金メーターを撮影。何気なく、外の風景を撮影するふりをして、再び料金メーターを映すと・・・。な、なんと料金がドーンと増えている!なぜ???
後のインタビュー(もちろん覆面)で、あるタクシー運転手があかした手口がこちら!
【だましの手口】
その1:ユーロ導入でタクシーメーターがリニューアルされたため、ボタン操作ひとつで表示されている料金をリラ表示にしたり、ユーロ表示にしたりできるようになりました。が、さらに、今まで最後に口頭で加算されていた荷物の割増料金、夜間の割増料金なども、ボタンを押すと表示メーターに加算されるシステムに。これを利用した手口。旅行者の注意の隙をうかがって、「荷物の割増料金ボタンの早押し」。1回押すごとに2000リラ加算。これを早押しで5回、6回押せば、1万リラ以上のウワ乗せも簡単!
その2:その1同様に、「夜間割増料金ボタン」を押しておく。常に数割増しの料金表示になる。
その3:割増ボタンを押しておきながら、最後に今までのように、口頭で割増料金を加算して旅行者に払わせる。
その4:リラ表示のまま、ユーロで払わせる。50.000リラを、50エウロで請求。約2倍払うことになる。
などなど・・。この運転手は「旅行者がだまされるのは、俺たちのせいじゃない」とコメント。つまり、注意力不足の旅行者が悪い。ということ。「はぁ?!」ってな感じですが、現実はこんなところ。こんな運転手に限って「コニチワ!」「アリガート!」などと言って、日本人に気安く近づいてくるんですよね!異国に着いた早々の浮き足立った旅行者は狙われています!特に「日本人やアメリカ人・・」と日本人は筆頭に挙げられていました。
●どんなにタクシーの運転手を待たせてもいいので、しっかり数えて払いましょう。ゼロの数に翻弄されないで!
●平均して、6万リラから8万リラ程度が妥当な料金(5千円前後)です。この金額を覚えておきましょう!
●「コニチワ!」「アリガート!」などと陽気にふるまうタクシー運転手に「感じのいい人だ」などと気を抜かず、メーター操作はしっかり管理。だいたい、そういう怪しい日本語を使う人は「日本人はカモ」と思っている場合が多い(主観ではありますが)。
空港は、異国への大事な入り口。ここでやーな思いをしないようご注意を!!(街なかでも同じです)
【関連サイト】
ユーロ導入で混乱する街の様子は?
ユーロ最新情報