ローマ/ローマ近郊の見どころ

ローマから行く小さな旅 オルヴィエート・後編

ローマから日帰り、もしくは1泊で気軽に行ける小さな田舎町・オルヴィエート。白ワインの名産地として知られる、丘の上の城塞都市です。前編ではローマからのアクセスをご紹介しました。後編では、町の中のオススメスポット&楽しみ方をご提案。オススメのホテル&リストランテの情報も!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

ローマから行ける小さな街オルヴィエート。後編はオススメスポット&楽しみ方を紹介します。 前回のオルヴィエート前編では、 ローマテルミニ駅からのアクセスをご紹介しました。どうでしょう。簡単に行けそうですか?
オルヴィエート駅はホームが2つしかない小さな駅です。 まずは、切符売り場で「ウンブリア地方」限定の時刻表をゲットしてください。 「posso avere un orario ferroviario?」(ポッソ アベーレ ウン オラーリオ フェッロヴィアーリオ?) と、にっこり笑顔で駅員さんに聞いてください。「時刻表をくださいな」の意味です。 帰りの電車を調べるのにとっても便利です。

さて、駅を出ると噴水広場をはさんで向かい側に「フニコラーレ(ケーブルカー)」乗り場があります。 オルヴィエートは丘の上の町。麓にある国鉄駅からは、このフニコラーレで行くのがオススメ。 10数分おきに頻繁に出ている上、数分(いや、数十秒?)で、オルヴィエートの城壁内に到着です。 ちなみに、チケットは国鉄駅のキオスクでも買えます。 「vorrei un biglietto per Orvieto,per favore!」(ヴォレイ ウン ビリエット ペル オルヴィエート、ペルファヴォーレ!) 片道1300リラ(2001年1月現在)です。

街の中心は、ドゥオーモ周辺、モーロの塔の周辺あたり。フニコラーレの終点駅前からコルソ通りを テクテク歩いても20分くらい。駅前から出るバスAはドゥーモへ、バスBはリプブリカ広場行きです。 観光スポットとしては、ココのドゥオーモはイタリアでも有名なので一応訪れることを オススメします。鮮やかなファザード(正面)は一見の価値アリ。 「地下都市」や「サンパトリツィオの井戸」など その他の観光スポットに関するは情報は、ドゥーモの前にあるインフォメーションで。 よほど興味がある、とか、「観光地にいったら有名なところはいかないと!」という ポリシーをお持ちの方は是非。それ以外の方には、町の美味しいモノを食べる方へ 意識を集中されることをオススメします。 共通チケットやガイド付きのツアーなどの案内、町の地図もこちらにあります。

ドゥオーモ通りからコルソ通り付近は小さな構えのお店が コマゴマと並んでそぞろ歩きも楽しい。ローマなどの大都会と違って、 のんびりとお散歩も可能です。小さな路地に迷いこんで見ては?(あ、それなりに注意は必要ですよ!) 散歩ついでに賑やかに食材が陳列した食材店をのぞいてみてください。 天井から吊るされたプロシュートや、ショーケースに並んだいろんな種類のチーズやサラミ。 地元の買い物客に混ざって、美味しそうなヤツをひとつ、買ってみるのも一興です。

コルソ通り沿いにある「CARRARO」(お店の前にイノシシの剥製があるのでスグわかります)や ドゥオーモ通り沿いの「DAI FRATELLI」(某F誌のイタリア本で紹介されてます)は、品揃えも豊富。 気になるサラミやプロシュートがあったら指をさして「un etto,per favore!」(ウンエット ペルファヴォ-レ!) ワインも買って、ホテルや帰りの電車、はたまた眺めのいい公園で! これもイタリアの楽しみ方のひとつ。オルヴィエートの白や、お隣トスカーナの赤など、 「もー2度と日本で買えない!」と思うくらい安い。500円くらいで充分おいしいものが買えちゃいます。 (ワインのコルクは頼めばあけてくれますし、外で飲めるように紙コップなどをもらったりもできるんですよ。) ※1エット=100グラム ちょうど試食に調度いい量(と思われます)。

 

トスカーナと並び称される豊かな大地ウンブリア。丘の上のこの町からは気持ちいい パノラマが。特に、フニコラーレ駅の横「フォルテッツァ アルボルノツ」 と、リプブリカ広場からさらに奥に行った、「サンロレンツォ・デアラーリ教会」からの 眺めはオススメ。夕方や日没、月夜なんかだとさらにロマンティコ!ここでウマイ、ワインを・・!(←これはかなり 個人的な意見ですが。)

最後におすすめのリストランテ&ホテルをご紹介。 ●hotel palazzo piccolomini(★★★★)シングル100.000リラ~ tel:0763-341743(英語可) モダンな感じのキレイなホテルです。隣にあるリストランテもオススメ!です。この地方の特色を生かした料理を 少しずつ(と言っても充分な量)体験できるコース料理が、50,000リラ前後。内装もエレガントで、 女性一人でもサマになる雰囲気。 ●aquila bianca(★★★★)tel:0763-341246 4つ星ホテルのくせに、ツインで125,000から170,000リラ(2001年1月現在)とニクイ値段設定。外観もお部屋も カワイイ! ●zeppelin ホテルaquila biancaの近く、奥にお庭があるリストランテ。ランチで食べた「白トリュフのラビオリ」は忘れられません! しかもパスタのメニューが13,000リラ(現在のレートで約800円)くらいだったりするから驚きです。

【関連サイト】 オルヴィエート前編 ローマ近郊の田舎町 イタリアのおいしいレストランが見つかるガイドブック紹介
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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