アンティークを買うならタリータウン?後編

サンセットはムードあるので、カップルでドライブもよいかも

アンティークを買うならタリータウン～前編につづき、今回もＮＹ郊外のタリータウン(Tarrytown)の風情ある街をレポート。

タリータウンの駅をはさんでメインストリートの西側へ行くと、タッパンジーブリッジ（Tappan Zee Bridge）が見渡せる公園（Pierson Park）がある。ハドソンリバー沿いで、とってもながめがいいのだ。

ただし冬は吹きすさぶ風でつらいので、厚着していくべし。子供が遊べるように、滑り台などもあるから親子づれでも楽しめる。ピクニック用のテーブルもあるから、天気のよい日はハドソンリバーをながめながらランチなどもよい。

■Pierson Parkはマップで場所をチェック！
■Pierson Parkのインフォメーション

タッパンジーブリッジは、ＮＹにある橋の中でも、ものすごく長いと思っていたのだが。ＮＹにあるメジャーな橋の全長を比較してみたら、こういう結果だった。

●Tappan Zee Bridge ..............16,013feet (約4880.6メートル)
●George Washington Bridge........4,760feet （約1450.8メートル）
●Brooklyn Bridge.................5,989feet （約1825.4メートル）

歴史ある建物もタリータウンにはたくさんある。ちょっと車で走ってると、まず目につくのがお城みたいな建物。1838年にＮＹ生まれの建築家アレキサンダー・Ｊ・デービス（Alexander Jackson Davis）によって設計され、42年に完成したというゴシック・リバイバル様式（ロンドンにある英国国会議事堂と同じ様式）の大邸宅。

とんがり屋根みたいなつくり、日本ならチャンポンのリンガーハットとか？

そもそもは歴代ＮＹ市長が住んでいたのだが、1880年以降、鉄道界の大物ジェイ・ガルド（Jay Gould）によって所有され、19～20世紀の芸術コレクションが邸宅の中に残されている。

コンサートやローズデー、クラフト・ショー、 などのイベントが開催される日もある。イベント開催日や、開館日（季節ごとにちがう）はLyndhurstのオフィシャルサイトで

交通手段は、マンハッタンからメトロノースレイルロードでもよいが、マンハッタンＷ38ストリートからのボート観光もあるので、海からゆったり見物しながらってのもよい。11月はじめごろまでしかクルーズはないようだが、紅葉見物には最適だ。


■Lyndhurst
635 South Broadway
Tarrytown, N.Y. 10591
(914) 631-4481
lyndhurst@nthp.org

コッテージなだけあって軽井沢っぽい

サニーサイドは、スペイン様式のコテージ。19世紀にアメリカ初の作家として認められたＮＹマンハッタン生まれのワシントン・アービングが1835年に建てた。アービングは、タリータウン周辺にまつわる物語なども書いている。

■家具やアクセサリーなどが展示されているサニーサイド。

■West Sunnyside Lane
Tarrytown, NY 10591
(914)631-8200

【タリータウンまでのアクセス】
グランドセントラル駅からMetro-North Railroadで
タリータウン下車（所要時間約40分）
ＭＴＡのスケジュール


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