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野球の殿堂にイチローの最多安打特別展示も追加! 野球の町クーパーズタウン(2ページ目)

ニューヨークから車で4時間程北西にいくと、クーパーズタウンという湖畔の古い町があります。野球の殿堂の町として知られ毎年野球ファンが多く集まります。

執筆者:大原 朱理

野球の殿堂のみどころ1 ~ベーブルースの部屋


野球の殿堂2
ベーブルースの展示がやはり一番人気の野球の殿堂

年間約30万人が訪れるという、野球の殿堂は小さな町、クーパーズタウンの中心、メインストリートにあります。入場券を買って、2階に上がると、グランドスタンド・シアターに入って13分の野球についてのダイジェスト版映画を見ることをおすすめします。

最初に19世紀の初頭からアメリカで始まった野球の、初期の時代のボール、シューズ、ユニフォーム、バットなどが見学できます。

次に目に付くのが、1934年の日米大野球戦のポスター。ベーブルースら大リーグチームが神宮球場で日本代表と対戦した記録が見られます。法政大学からルー・ゲーリックにプレゼントされたシガレットケースもあります。

2階のハイライトはなんといっても、ベーブルースの部屋。1シーズン60本を含める714本のホームランを打ち、ピッチャーとしても94勝し、ヤンキースの1921,22,23,26,27,28年の優勝に大きく貢献したベーブルースはアメリカのみならず、世界中の人が愛する野球の大ヒーローといっても過言でもありません。野球の殿堂の中でも一番混雑している場所で、彼のユニフォームやバット、様々な写真に熱心に見入る老若男女の人がたくさんいました。

野球の殿堂のみどころ2 ~イチロー最多安打記録達成の特別展示


スノーショー
イチローコーナーが2004年に新たに設けられた

2階を更に進むと、歴代のノーヒット、ノーランの記録を持つ人の名前があり、野茂投手の名前が2度登場しているのを発見しました。

"Today's Game"(現在の試合)のコーナーには全メジャーリーグの今現在の様子や有名選手のメモラビリアが展示されていて、このコーナーは小さな子供達が目立ちました。ヤンキースの展示の中には、松井がヤンキース・スタジアムで初日に満塁ホームランを打ったバットも展示されていました。

3階は個人記録とワールドシリーズの展示ですが、ここに2004年秋に、イチロー選手の262本最多安打の記録を記念する展示が付け加わりました。これはジョージ・シスラーが84年前に達成した記録を打ち破るもので、今後破ることがかなり難しい記録とされています。イチローが262本目を打った時に使われた、バット、手袋、リストバンド、サングラス、スパイクシューズ等が展示されていました。 クーパーズタウンでは日本人などアジア人に出会うことはまれなのですが、このコーナーには数人の日本人を見かけました。 イチローはこの他、シルバーバッド賞(打撃王)も受賞していて、その展示も同じ階にありました。野球の殿堂に行ってみて、イチロー選手がいかに並外れた選手かということを再度感じました。

イチローの展示に関する野球の殿堂の公式ページ:http://www.baseballhalloffame.org/history/2004/040928.htm

 
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