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更新日:2002年10月01日

ドラッグに溺れ空き缶集めした境さんへインタビュー NYでホームレスになった日本人

NY在住16年、ウエイターのバイトから機械メーカーのサラリーマン、そして挙句にはドラッグに溺れてホームレスまで経験した境さんの生きざまをインタビュー。

文章:溝口 弘恵(All About「ニューヨークで暮らす」旧ガイド)

アメリカの音楽やファッションに憧れ、24歳でニューヨークへやってきた境さん。お姉さんがご主人の駐在でサンフランシスコに住んでいたのを頼ってアメリカに彼女と二人で渡ってきたまでは、どこでも耳にする話だったが・・・。グレイハウンド(長距離バス)に乗ってニューヨークへ横断。そのままニューヨークに居着いてしまった。ウエイターのバイトから機械メーカーのサラリーマン、そして挙句にはドラッグに溺れてホームレスまで経験した彼。ホームレスなんて滅多にできる経験じゃないから、私にとっても、かなり興味深いインタビューだった。



「大学を中退して半年はフリーターをやってお金を貯めました。それで資金繰りして日本では地元で古着屋さんを経営していました。けっこう流行ってたんですよ。」日本にいた頃から、境さんはチャレンジ精神旺盛なタイプ。そんな彼が、ニューヨークに住み着くのには時間がかからなかった。

「ニューヨークへ彼女と住み始めてから、まずはレストランのウエイターをやりましたが、コンピューター制御系の大型の機械を扱う会社に就職できたので、半年ぐらいで辞めました。それから6年間は同じ会社に勤めました。一緒に暮らしていた彼女と結婚しグリーンカードも会社のスポンサーで取得したんですが・・・。」大学中退なのにニューヨークで大手メーカーに就職できるとは、ついている境さん。現在の就職難な状況だったら不可能に近い。給与も次第にあがっていき順風満帆な生活。しかし、チャレンジ精神の旺盛さが災いしているのか、平凡に生きていくことが苦手だった。

「会社を辞める2年前ぐらいに、自分でまた古着や新品衣料を扱う小さなアパレル商社みたいなものを始めたんです。今度は、地元でやっていた頃の国内流通だけでなく、アメリカから衣料品を買い付けして日本に卸していました。2年間は会社と両立して頑張ってたけど、そのうち自分の会社の方が軌道にのってきて、結局、自分の会社一本にしぼったんです。」境さんはニューヨークで再び小さいながらもアパレル商社の経営者として独立し、皆がうらやむようなアメリカンドリームを実現した。しかし、この後ドラッグによって今までとは違った人生を歩むこととなる。

(執筆者:溝口 弘恵)

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小松 優美

NY在住。ライター・コーディネーターとして、日本の雑誌にNYの情報を提供。ファッション、グルメやアー…

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