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更新日:2007年10月31日
招き猫シリーズ第2弾は、世田谷区豪徳寺の招福猫児(まねぎねこ)。実はこのネコ、今大人気のキャラクター「ひこにゃん」のモデルでもあるんです。
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| 豪徳寺の猫は大きな瞳が印象的だ |
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大谿山(だいけいざん)豪徳寺。曹洞宗。世田谷城主、吉良政忠が、文明12年(1480)に伯母の菩提のために建てた。古木が多く、晩秋にかけては広い境内に紅葉も美しい |
彦根藩二代目藩主、井伊直孝が鷹狩りの帰りに、夕立に見舞われた。
雨宿り場所を探し困惑していると、 豪徳寺の前で寺の和尚さんが飼っていたネコ(タマという名前だったとされる)が、手招きするような仕草をしていた。
そこでお寺の門をくぐり、雨宿りしながら説法を聞いていると、轟音と共に稲光が。なんと、今しがた通った道に雷が落ちたのだった。
命拾いした直孝は感謝し、お寺の再建を約束。これが縁で、豪徳寺は井伊家の菩提寺となった。老中・井伊直弼のお墓がここ世田谷にあるのも、そういうご縁によるとされる。
また、死後に祭られたタマにちなんで、片手をあげた猫の像を造ったところ人気を呼んだのが、招福猫児のルーツとなったと伝えられる。
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ずらりと並んだ大小の招き猫。どんな願いをかなえてきたのだろう |
招福猫児は、境内の右奥にある招福殿と、山門横のお寺指定の花屋さん「山崎商店」で分けていただくことができる。
300円のミニサイズから特大(5000円)まで7種類。私は、招福殿で中くらいの招福猫児を分けていただいた。釣り銭のないようにとの表示があったので、1万円札などは前もって崩しておいたほうがよいだろう。
招福猫児を買った後、ぜひ寄ってほしいのが、参道の左手にある「招福観音堂」。その奥に招き猫の奉納所がある。この風景が圧巻!
ずらり並んだ大小の招き猫。向かい合ってたたずんでいると、そのひとつひとつにこめられた人々の想いが、束になって真っ直ぐ伝わってくるようだった。そして私も、招福猫児を大切にしようと、改めて心に誓った。
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烏山川緑道の招き猫。もうすぐ豪徳寺ですよと教えてくれる |
豪徳寺には、小田急線豪徳寺駅から商店街をぶらぶら歩いて10分程度だが、一番近いのは東急世田谷線の宮の坂駅。
この宮の坂駅前には、昔この街を走り、引退後は江ノ電としても活躍した深緑色の車輌が展示されている。車内にも入れるので、時間があればぜひ見学したい。
また、土俵があることで知られる世田谷八幡宮も近い。
天気がよければ、三軒茶屋方面から、烏山川緑道沿いに歩くのもよい散歩になる。国士舘大学を過ぎ、しばらくすると緑道沿いのあちこちに、招き猫のオブジェを見つけることができる。
●豪徳寺周辺の地図→Yahoo!地図情報
●展覧会については→www.parco-art.com
(執筆者:妹尾 みえ)
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