今シーズンの流氷は超最速(2001年12月28日加筆)
遥かアムール川からオホーツク沿岸に流れ着く冬の使者・流氷。今年は例年より24日、昨年より10日早い12月27日に、肉眼で水平線に流氷帯を確認できる
「流氷初日」を観測。近日中には接岸の予報(2001年12月28日現在)。昨日まで海だったところが、翌日には真っ白な氷に埋め尽くされてしまう劇的な流氷の訪れは、北海道広しといえども、
この時期ここでしか出会えない雄大な光景です。
間近で流氷ウオッチングするならオホーツク海で流氷ウオッチングが楽しめるのは例年1月下旬~3月下旬にかけて。この時期、オホーツクの海岸線では、海を漂う流氷を見つけることができます。お天気がいい日は大氷原が純白に輝き、吸い込まれそうな美しい眺めです。厳寒期の2月には、波打ち際まで氷が迫り、陸地と海の境目がわからなくなるほど、白一色の世界が広がります。
流氷観光で絶対はずせないのは、船上からの流氷ウオッチング。流氷を砕いて進む船に氷塊がぶつかる迫力ある音、船が通った後に描かれる海と氷の美しいコントラスト、光の微妙な加減で白やグリーン、青に変わる氷の神秘的な色合い、運が良ければ出会える氷上で寛ぐ動物たち。頬を刺す風の冷たさもまた、醍醐味のひとつ。寒さも含め五感で流氷を楽しめてしまうのです。流氷観光船は紋別出航の
「ガリンコ号2」、網走出航の
「おーろら」があります(いずれも予約制・キャビンは暖房付きで快適)。観測船は1日に数便運航。期間限定ですが、朝日や夕陽を眺めながらの流氷クルーズもロマンチック。要注目です。
流氷を多彩に楽しむなら個人的におすすめしたいのは、流氷の生い立ちを事前に学ぶこと。流氷観測船に乗る前に
「オホーツクタワー」や
「オホーツク流氷館」などに立ち寄るといいでしょう。流氷は潮や風に流され、氷と氷がぶつかり合い、どんどん形を変えていきます。不思議なメカニズムを押さえてから流氷を間近に見ると、感動の度合が全然違うのです。大自然の不思議な力を実感できるはずです。
さて、流氷は読んで字のごとく、「流れる氷」です。昨日接岸していた大氷原も、一晩で沖に流されることもしばしば。どこで見られるのかは、その日なってみなければわからないのです。気まぐれな流氷観光の日程は、数日余裕を見て計画するのがベターです。「北大低温科学研究所付属流氷研究施設」などの流氷観測データもご参考ください。例年ですと流氷が去る「海明け」は3月下旬~4月初旬。寒さが厳しい今年は、少しでも長く流氷を楽しめるのといいのですね。
【関連サイト】
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