航空券/航空会社・エアライントピックス

これだけ違う! 航空会社ごとの重大事故リスク

尼崎の鉄道事故や海外の飛行機事故をきっかけに、このところ事故や安全に対する関心が高まっています。そこで航空会社ごとにどのくらいの可能性で事故に遭遇するのか、事故率を検証してみました。

執筆者:星野 幸詩


確率でみる航空機事故

エジプト航空
日本に乗り入れている航空会社の中で最も死亡事故の確率が高いエアラインはどこ?
日本中を震撼させた尼崎の事故。鉄道の「安全」神話を揺るがしたと各メディアに論評されました。

事故がなくなることが一番ですが、現実問題として事故をゼロにすることはありえません。そこで注目したいのは、事故が起きる可能性です。

航空会社ごとの事故率が知りたい!という方には英語ですが、次のサイトをおすすめします。

AirSafe.com

このサイトでは航空会社別の1970年以降の死亡事故率が数値で示されています。航空会社名の右に書かれている「Rate」=100万フライトあたりの事故率で、これが低ければ安全(無事故ならゼロ)、高ければ危険ということになります。

日本乗り入れ航空会社で一番リスクが高いのは…

ここでAirSafe.comに表示されている航空会社のうち、日本乗り入れをしている航空会社に絞ったうえで、事故率の高い航空会社から順番に並べてみました。

7.60 エジプト航空
7.16 チャイナエアライン
6.83 トルコ航空
4.89 エアインディア
3.84 パキスタン航空
3.54 イラン航空
2.58 コリアンエアー
2.47 フィリピン航空
2.44 ガルーダインドネシア航空
1.60 タイ国際航空
1.50 シンガポール航空
1.45 キャセイパシフィック航空
1.36 日本航空
1.14 アシアナ航空
0.92 マレーシア航空
0.90 ヴァリグブラジル航空
0.81 KLMオランダ航空
0.74 ニュージーランド航空
0.73 アリタリア航空
0.59 アメリカン航空
0.55 エールフランス
0.37 ユナイテッド航空
0.33 エアカナダ
0.28 ノースウエスト航空
0.22 全日空
0.22 ブリティッシュエアウェイズ
0.19 スカンジナビア航空
0.19 ルフトハンザドイツ航空
0.18 コンチネンタル航空
0.16 デルタ航空
0.00 エミレーツ航空、ヴァージンアトランティック航空、フィンエアー、オーストリア航空、カンタス航空、エバー航空

次回以降の航空会社選びの参考にしてみてください。もちろん同じ航空会社でも飛行機の機種によっても事故率は異なります。それらについてはまた別の機会に取り上げたいと思います。


【関連リンク】
数字に見る航空機事故の確率 [All About]飛行機
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます