宿・旅館関連情報

更新日:2008年12月28日

一人旅なら「1万円」の宿

たまには気ままに一人旅。宿選びにコツはいるのでしょうか。ガイドが出張の合間に一人旅をする時のコツとお宿をご紹介しましょう。

まるほん旅館
草津の仕上げ湯と言われる沢渡温泉の「まるほん旅館」。経営理念や明確な料金は、旅館のお手本だと思う。安心して一人旅のできる一軒。
世の中は景気はもとより、世界情勢や秩序を慎重に見守らねばならない時代に突入しました。
日本の宿の宿泊客数も、07年秋ごろから変調をきたし始め、08年が明けると、それまで堅調だった「インターネット予約」や「個人客」がガクンと減り始めました。
そんな中、年々少しずつ増えているのが、「一人旅」。
私も時々、息抜きに訪れる一人旅の宿で、同じ一人旅を愉しむ皆さんに出会うことも増えました。これは、皆が仕事や生活に不安やストレスを抱えて生きなければいけない時代にあって、自分だけのほっとするひと時を得られる(プチ逃避を味わえる)からでしょう。
そんな一人旅ですが、よく「どうやって宿をみつけるのですか」と尋ねられます。
ひと言で言えば「勘」なのですが、「自分で選んだ一人旅の宿なら、自分自身を宿に合わせることができる」ので、選ぶ宿にそんなに不満になることはありません。むしろ、意外なサービスを受けたり、満足・感動するほうが多いと思います。これが「他者のために選ぶ宿」になれば、ずいぶんと厳しくなると思います。そんな意味でも、一人旅は旅人にとっても、宿にとっても気楽なのではないでしょうか。

小山荘(三重県志摩市安乗)
例えば、志摩市安乗の「小山荘」。温泉はないけど、うまい魚料理を通年楽しめ、一人旅にきっと良いはず。
それでも、自己流のコツといえば、「メジャーな温泉地は極力選ばない」、「地元の方が推薦する宿を優先する」、「Webサイトのブログや料金表で経営者の人となりがわかる宿を選ぶ」、「若旦那・若女将のいる宿を選ぶ」、「週末の宿泊は遠慮する」等があるかもしれません。比較的マイナーな温泉地でも、一生懸命頑張っている宿に泊まりたいですからね。
それでも、ひとつの指針は「1万円」という宿泊料金。一人旅ですから広い部屋は要りません。六畳で十分。食事の量も少なめで充分です。設備だってそこそこ清潔であれば一切豪華である必要はなく、1万円を中心に3千円の範囲内で選ぶようにしています。
そんな私が訪れた一人旅の宿の多くは、04年から日経新聞で4年間連載した「1万円で大満足」ブログに書き溜め、今でも毎月一軒のペースで、追加中です。
皆様も、たまには、一人旅をしてみませんか。
女性の一人旅なら、All About「女のひとり旅」サイトへ。
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井門 隆夫

「旅館マエストロ」と呼ばれ、全国の旅館を知り尽くした専門家。これまで見てきた旅館は1,000軒以上。…

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