文章:萩原 章史(All About「産直品・お取り寄せレシピ」旧ガイド)
■銀鱗の下に隠されたピンクの身に薄っすらと入る脂 毎年、1月下旬から2月下旬までサクラマスが、北海道の虎杖浜近くの網にかかります。
日本各地の川を下ったサクラマスはオホーツク海あたりで丸まると太り、北海道の近海を通り南下していきます。
サクラマスは不思議な魚です。
川で一生を過ごすヤマメが川を下り海に出て、2年程して故郷に戻る頃にはサクラマスになります。
銀色に輝く肢体はどう想像してもヤマメとは似つかないものです。もちろん、味もかなり違います。自然とは不思議なものです。
マス類の中で最も美味しいと言われるサクラマスは、富山の『ますのすし』(※本物だけです)に使われる素材といえば、読者の皆さまもお分かりと思います。

サクラマスのお味は非常に上品で、その特徴は芳醇な脂と淡白な身自身の旨みといえるでしょう。
また、食感はかなり柔らかで、鮭児(けいじ)にやや近いような感じです。今回はルイベ用に冷凍した3枚おろしと、丸のまま一尾を取寄せました。