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房総半島に秋を告げるイシガニ(2ページ目)

蟹好きなら、一人3バイはいける。産卵のために館山湾に集まり、びんびんに泳いでいたメスのイシガニを蒸し上げ、ひたすら甘く官能的な身を堪能します。全てメスなので、内子が入っています。その量は運次第。

執筆者:萩原 章史



■蒸し蟹のうまさ

今回のイシガニはびんびんに泳いでいたものを、籾殻の中に入れて館山から送って来ました。着いた時はまだ微かに活きていましたが、直ぐに死んでしまいました。ワタリガニは弱いので、毛蟹などと比べて死にやすいですが、直ぐに調理すれば全く味は変りません。

イシガニの身はとても甘くて美味しいですが、実入りがちょっと少ない目なので、私は茹で蟹より、蒸し蟹をお薦めします。



沸騰させて熱くなった蒸し器にお腹側を上にして並べます。火力に寄りますが、約15分で蒸しあがります。火を止めてからそのまま冷まして、余熱で火を入れます。同時に、冷ますことで汁を落ち着かせます。あまりに熱いと身に含まれる美味しい汁が流れ出しやすいです。

イシガニは全てメスなので内子が入っていますが、多いか?少ないか?こればっかりは運次第ですが、持ってみて重いほうが卵が入っている可能性が高いです。身はひたすら甘く官能的といえるほどです。蟹味噌は量がそれほど多くありませんが、苦味が少なく絶品です。



イシガニをスパゲッティのソースや味噌汁の具にしても美味しいですが、私としてはこれ一匹でお酒をじっくりと頂いて欲しいです。もちろん、甲羅酒も最高です。
秋の夜長。忙しい毎日ですが、たまには小さな蟹を相手に、ゆったりとした時間を過ごすのも粋なもんです。直ぐに食べられるばかりが良いわけではありません。

■ 取り寄せ情報 ■
魚清さんは館山に店を構えて30年以上の魚屋さんです。
特にイシガニの目利きは厳しいご主人がいらっしゃいます。
イシガニは獲れる量が少ないので、電話して漁の具合をお確かめ下さい。

魚清
電話番号 0470-23-3919
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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