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更新日:2002年11月05日
珍しいだけではありません。その味は淡泊でありながらワタリガニ系の甘みがほんのり漂います。蟹好き必食の逸品です。

1匹500g以上ある大サイズのトラ蟹をオスメス1匹ずつ注文しました。残念ながら、このところ不漁で今回の分は急速冷凍になりましたが、それでも水っぽさとは縁遠い味です。これで活けだったらどんなにか美味しいのだろう・・と悔やんでしまいました。あー残念!トラ蟹という名前は俗称で学名はシマイシガニと言いまして、大きいものは甲羅の幅が20センチを超える大型の蟹なのに、日本でマイナーなのは漁獲量が少ないせいだと思います。食べごろサイズはやはり500g見当ですが、大きいものは1.5kgにもなるそうです。そうなると甲羅には藤壺がついて味がうんと濃厚になるそうです。つまりレアなのです。
今回は自然解凍させてから、福建省の天然塩を使いたっぷりのお湯で一気に茹でました。(注意!活けの場合は絶対に水からゆでないと足がもげてしまいます。)所要時間15分、部屋中に蟹の芳香な妖しいかおりが満ちてきます。『この蟹はどんな味なんだろう?』と心わくわくです。少し冷めたところで、先ずは足からチュウチュウと啜ります。蟹の汁に溶け込んだ上品な味わいが口に入ってきます。続いて胴体と蟹みそに進みます。ワタリガニより甘みが少なく淡泊な味わいです。味噌はほど良く濃厚で甲羅酒もOKです。
メスは残念ながら外子だったので、内子が少なかったですが、それでも珠玉の内子は珍味です。肉の量も多くて充分に満足できます。次回は活けを注文しようと心に誓った私です。もちろん、茹でるのが苦手な方には浜ゆでのものを送ってくれますからご心配なく。
(執筆者:萩原 章史)
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