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スローな食卓の朝食 大麦のビスコッティ

大麦はオートミールを使用。マンマに習ったビスコッティはバターなどの動物性油脂を使わないヘルシーなもの。イタリアは朝食にビスコッティを食べます。カプチーノといかがですか?

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

スローな食卓
@イタリアンスイーツ vol.2

大麦のビスコッティ
Biscotti all'Avena

イタリア旅行へ行かれたことのある方で、ホテルの朝食に驚かれた方が多いかと思われます。
イタリアの朝食は、たいていカップチーノまたはカフェラッテと甘いクロワッサン コルネットかビスコッティだけというもの。それにヨーグルトかフルーツジュースだけだからです。実に簡単で、とても通常のイタリア料理からは考えられないくらいです。
またスーパーマーケットなどのお菓子コーナーもビスコッティやマフィンのようなケーキをたくさん見ることができます。これはすべて朝食のためなので、いろいろな種類があるのです。

イタリアの家庭では、このように簡単な朝食だからこそ栄養には非常に気を使います。買ってくるビスコッティもリンゴが入っていたり、シリアルが入っていたりと栄養素が高くヘルシーな物を好みます。

そこで今回、マンマに習ったレシピで、非常に栄養素が高い大麦(オーツ麦:オートミール)を使い、ビスコッティなのにバターなどの動物性油脂を使用しないビスコッティを教えてもらいました。素朴な素材の味わいを噛みしめて楽しめるヘルシーなビスコッティです。

大麦のビスコッティ
Biscotti all'Avena

【材料】
ゴマ油…………………………………2/3カップ
三温糖…………………………………3/4カップ
砕いたクルミ…………………………1/2カップ
戻したレーズン………………………1カップ
小麦粉…………………………………1カップ
大麦(オーツ麦:オートミール)…1カップ
全卵……………………………………1個
ベーキングパウダー…………………小さじ1杯

【作り方】
1, ボウルにレーズン以外の材料を全部入れ、よく混ぜ合わせる。
2, 天板にオーブンシートを敷き、オイルを塗っておく。温度は180~200℃に温めておく。
3, レーズンを入れ、ざっくり混ぜ合わせたら、手にとり、クルミ大に丸めるて天板に置き、フォークで平らになるようにつぶす。
4, オーブンの温度を150℃に落とし、天板を入れ、20分焼く。
5, 焼き上がったら、熱が完全にとれたらいただく。

【メモ】
・クルミはアーモンドでも代用可能です。
・仕上げ用に卵白を塗って焼き上げると、つやが出ます。
・天板に置く時、ビスコッティ同士がくっつかないように置きます。
・缶などに入れて保存すれば3日位はもちますが、日本は湿気があるのでシリカゲルなどを一緒に入れておくことをおすすめします。


イタリア式朝食に欠かせないカップチーノやカフェラッテについてはこちらをどうぞ!


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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