イタリアンの基本関連情報

更新日:2001年02月19日

イタリア人が集うバール Addio! Per Bacco!

イタリア人が多く集い、そのスタイルも好評であったイタリアンバール「ペルバッコ」がクローズすることとなりました。イタリア好きにとっては「Mamma Mia!!(なんてことだ!!)」という気持ちでいっぱいでしょう。さて、この東京でどのように本格イタリアンバールを演出してきたのでしょうか。イタリア本国でのバールのあり方とともに、そのスタイルをご案内します。しかし残念でたまりません…。

 御存知、東京で本格イタリアンバールといえば、ペルバッコ(PerBacco)。残念ながら、今年の2月25日にビルの都合で、クローズとなります。

  イタリアに行ったことがある人ならおわかりになると思いますが、イタリアには数多くのバール(BAR)があります。日本でバー(発音上)となると、お酒を飲むナイトスポットとして認識されていますが、イタリアは違います。もちろんお酒も飲めますが、コーヒーをメインで楽しむところなのです。

 多くのイタリア人は朝、昼、晩とバールを活用し、そこをコミュニケーションスポットとして生活の一習慣としています。ゴシップ好きの人が集まったり、大好きなサッカーチームの話題で盛り上がっている人、またはビジネスの話をしている人など、多くの人々に利用されています。お店の形態は大小ありますが、基本的には日本のコーヒーショップやバーとは異なった要素を持ちます。

  さて、ペルバッコですが、表参道を原宿方面へ下っていく途中に、ひときわ日本を忘れさせる“まるでイタリア”というスポットです。そこには多くのイタリア人が集っており、テラスにあるイスに大きく座って、小さな丸い大理石のテーブルのカフェを飲みながらおしゃべりをしていたり、la Reppublica(ラ・レプブリッカ=イタリアの新聞)を読みながらゆっくりとエスプレッソを飲む人たちがその空間演出をしているかのように、まるでイタリアというバール。そうここがバール&パスティッチェリア ぺルバッコです。エントランスを入ると、パニーニがショーケースに並べられ、サイドには溢れるばかりのコーンと種類が豊富なジェラートのケースがあります。右手に入るとカフェエリアで、カメリエーレ(サービスマン)が席へとご案内。イタリアと同じくバーカウンターがあるので、着席かカウンターで立ち飲みかを選べます。これによってちょっと値段が違ったりします。そして、注文をとったカメリエーレが飲み物や食べ物を持ってくると同時にお支払いです。日本の喫茶店は食べて飲んだ後にレジでお会計ですが、イタリア式は先にお支払いです。カメリエーレは“支払い済”の証として小さな切れ目を入れたレシートをテーブルにおきます。

  すべてのインテリア、そして床の大理石までもイタリアから直輸入したというだけあり、イタリアのバール(BAR)がそのまま日本にやってきたような感じを受けます。素晴らしいこのこだわりのバールを日本に持ってきてしまったオーナーの岡氏も「再度どこかでと思っていますが、あそこまでのこだわりはもう出せないような気がします」と、やむなく閉店するこのお店を残念に惜しんでいました。 イタリア本国には気軽には行けませんが、電車に乗って行けるイタリアはすぐそこです。限られた時間になりますが、私はこの贅沢な雰囲気と美味しいカッフェを楽しむためにしばらく通います。しかし本当に残念です!


Per Bacco!! 東京都渋谷区神宮前5-10-1 03-5466-4666

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沈 唱瑛

権威ある『アカデミア・クチーナ・デラ・イタリアーナ』日本支部正会員として活動中。

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