ツーデーパスがパワーアップ!
利用できる路線が増えたツーデーパス
2009年夏に発売されたJR東日本の「
ツーデー・パス」。好評に応え2010年初春に、パワーアップして再登場となりました。該当する鉄道などに2日間乗り放題なのは変わらず、お値段は若干上がりましたが、その分、乗れる鉄道が増えました。
■料金
おとな=5500円
学生&大人の休日倶楽部会員=4000円
こども=2000円
■発売期間
2010年2月1日(月)~4月3日(土)
■利用期間
2010年2月6日(土)~3月14日(日)の土休日
2010年2月11日(木)~2月14日(日)、2010年3月20日(土)~4月4日(日)の毎日
青春18きっぷと違って、特急券を追加で払えば特急や新幹線にも乗れます。今回から追加になったのは、銚子電鉄、小湊鉄道、いすみ鉄道、しなの鉄道(軽井沢~上田)。この新ツーデーパスを使った1泊2日の旅を企画してみました。
ツーデーパスのモデルプラン
プラン1:
会津地方で温泉と観光三昧
プラン2:
八ヶ岳高原でリラックス
プラン3:
フェリーで房総の春を楽しむ
プラン4:
茨城・千葉の海で早春をエンジョイ
JR以外の鉄道は、しなの鉄道の一部区間や千葉の3つの私鉄が追加
会津地方で温泉と観光三昧
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| 快速あいづライナーに使用されている旧国鉄の特急電車。塗装を変更して専用車両となっている |
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| 会津観光のマスコット・キャラクター「あかべぇ」が描かれた車体 |
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| 会津鉄道は絶景を楽しめるよう展望車両をつないだ列車も運転している |
まずは、ツーデーパスで行ける範囲で、なるべく遠くへ行こう、ということで、範囲内の北限である会津を目指すプラン。パスではJR以外の路線である会津鉄道にも乗れるので、この沿線へ出かけてみましょう。
東北新幹線で郡山駅へ向かい、磐越西線に乗り換え。車窓から磐梯山の雄大な景色に見とれているうちに城下町・会津若松駅に到着します。昼食後は、会津鉄道に乗ってローカル線の旅を楽しみましょう。魅力的な駅がいくつかあるので、とりあえず、最初は芦ノ牧温泉駅で下車。ここは猫の駅長「ばす」で有名に。猫の駅長といえば
和歌山電鉄・貴志駅の「たま」が最初ですが、ここの駅長も最近紹介されることが多くなりました。
次は、塔のへつり駅で下車。駅前にある渓谷は、塔が並んで立っているような奇景ということで国の天然記念物に指定。景勝地を散策した後は、列車で一駅戻る。こうした行きつ戻りつといった行程はフリーパスならではです。
奇景「塔のへつり」は一見の価値がある
この日の目的地は湯野上温泉駅。日本で唯一といわれる茅葺き屋根の駅舎が目を惹きます。
駅名標には「江戸風情と湯けむりの里」とあります。温泉でのんびり一泊した翌日は、列車で会津若松駅へ出て、城下町をのんびり散策。最後は磐越西線と東北新幹線を乗り継いで帰路に着きましょう。
■モデルプラン
1日目
東京駅9:00 (Maxやまびこ) 10:21郡山駅
郡山駅10:46 (快速あいづライナー) 11:52会津若松駅
(※直通の臨時特急「あいづ」が運転される日があります。上野駅7:26発、会津若松駅経由、喜多方駅行き)
会津若松駅12:59 (快速AIZUマウントエクスプレス) 13:19芦ノ牧温泉駅
芦ノ牧温泉駅14:07 (普通列車) 14:27塔のへつり駅
塔のへつり駅15:50 (普通列車) 15:54湯野上温泉駅
(泊)
2日目
湯野上温泉駅10:19 (普通列車) 10:56会津若松駅
会津若松駅17:12 (快速あいづライナー) 18:11郡山駅
郡山駅18:34 (Maxやまびこ) 19:56東京駅
■通常運賃との比較
東京駅~郡山駅~会津若松駅~西若松駅 4940円 往復9880円
西若松駅~芦ノ牧温泉駅 400円
芦ノ牧温泉駅~塔のへつり駅 600円
塔のへつり駅~湯野上温泉駅 260円
湯野上温泉駅~西若松駅 820円
合計=2080円
運賃合計=11960円が5500円になる!(6460円おトク)
別途、東北新幹線(通常期の指定券4080円)
快速あいづライナー(指定席510円、自由席は追加料金なし)
八ヶ岳高原でリラックス
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| 「ホリデー快速ビューやまなし」は自由席なら追加料金不要なので、安上がりの旅をする若者を中心に人気ある列車だ |
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| 日本一標高の高いところにある野辺山駅は、高原リゾートの玄関駅として雰囲気あるたたずまい |
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| 雄大な山々をバックに走る高原列車・小海線。さわやかな風が心地よい |
新宿駅から中央本線で小淵沢駅へ。高原列車・小海線で清里駅または野辺山駅へ。高原でリゾート気分を満喫した後は、列車で佐久平駅へ移動し、長野新幹線で上田駅まで行って、パスで利用可能な上田電鉄に揺られて終点の別所温泉駅へ。温泉に浸かった翌日は上田電鉄沿線の「信州の鎌倉」を散策し、上田駅から長野新幹線で帰路に着く。
■モデルプラン
1日目
新宿駅9:06 (ホリデー快速ビューやまなし=土休日運転) 11:59小淵沢駅
小淵沢駅12:26 (小海線) 12:58野辺山駅
野辺山駅15:41 (小海線) 17:08佐久平駅
佐久平駅17:37 (長野新幹線あさま) 17:47上田駅
上田駅18:03 (上田電鉄) 18:34別所温泉駅
(泊)
2日目
別所温泉駅15:41 (上田電鉄) 16:10上田駅
上田駅16:31 (長野新幹線あさま) 18:12東京駅
■通常運賃との比較
新宿駅~小淵沢駅~佐久平駅~上田駅 4310円
上田電鉄往復1140円
上田駅~東京駅 3260円
運賃合計=8710円が5500円になる!(3210円のおトク)
別途 ホリデー快速の指定券510円(自由席は追加料金なし)、
佐久平駅~上田駅の新幹線自由席 840円、
長野新幹線(上田駅~東京駅)(通常期の指定券=3230円)
フェリーで房総の春を楽しむ
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| 鉄道以外に乗れるのは東京湾フェリーと、その接続用の京急バス |
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| 京急バスに乗れるのは、久里浜駅前~久里浜港間だけだが、フェリーと横須賀線を乗り継ぐには必要な交通手段だ |
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| 房総地区のローカル列車は、40年近くこの塗装で活躍 |
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| 外房線の特急わかしお。鴨川近くでは停車駅も多く、のんびり走っている |
ツーデーパスでは、東京湾フェリーにも乗れます。そこで、これを取り入れたプランを作ってみました。房総へ行くのに東京駅から房総特急で直行しないで、横須賀線経由で行くところがユニーク。接続の京急バスも、このパスで乗れるのがミソ。金谷港から浜金谷駅までは徒歩10分程なので、交通機関は利用しません。
後は、JRで安房鴨川駅を目指し、目的地でのんびりがおすすめですが、都内から近いため、パスを使ってもそれほどトクにはならないのが難点? 帰路は、いすみ鉄道と小湊鉄道で房総半島を横断、沿線の菜の花を車窓から楽しみたい。
学生や大人の休日倶楽部会員なら、3500円でパスが買えるので、1760円おトクとなります。
乗りテツなら、このコースは日帰りで済ませ、もう一日、別の場所へ行きたくなるかもしれないし、帰路に銚子あたりまで行って乗りテツを充実させるのもあり。
■モデルプラン
1日目
東京駅7:48 (横須賀線) 9:12久里浜駅
久里浜9:33 (京急バス) 9:48久里浜港
久里浜港10:15 (東京湾フェリー) 10:55金谷
浜金谷駅11:18 (内房線) 12:47安房鴨川駅
(泊)
2日目
安房鴨川駅14:34 (特急わかしお20) 15:20大原駅
大原駅15:27 (いすみ鉄道) 16:19上総中野駅16:38 (小湊鉄道) 17:48五井駅
(※小湊鉄道の上総中野駅発は、この後18:18しかないので要注意! 1日5本のみです)
五井駅18:04 (内房線快速) 19:00東京駅
■通常運賃との比較
東京駅~久里浜駅 1210円
久里浜~久里浜港のバス 190円
東京湾フェリー 700円
浜金谷駅~安房鴨川駅 950円
安房鴨川駅~大原駅 650円
大原駅~上総中野駅~五井駅 2070円
五井駅~東京駅 950円
運賃合計=6720円が5500円になる(1220円のトク)
学生や大人の休日倶楽部会員なら、4000円でパスが買えるので、2720円おトクとなります。
別途、特急わかしおの特急券が必要 自由席=500円
茨城・千葉の海で早春をエンジョイ
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| 大洗鹿島線のカラフルな列車。大洗駅近くにあるショッピング・モールの広告を身に纏っている |
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| 鹿島神宮では、大洗鹿島線とJRの列車が待ち合わせをして、乗り継ぎの便をはかっている |
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| 犬吠埼灯台から眺める太平洋は地球が丸いことを実感させてくれる。銚子電鉄で往復したい |
ツーデーパスは茨城県を走る第三セクターの大洗鹿島線にも乗れるので、その沿線にある大洗海岸でマリンレジャーを楽しもうというプラン。その後、列車で銚子へ移動し、1泊後は銚子で更に夏をエンジョイしたい。銚子といえば銚子電鉄が有名なので、時間をつくってぜひ乗ることをおすすめします。
■モデルプラン
1日目
上野駅9:04 (常磐線普通列車) 11:21水戸駅
水戸駅11:48 (大洗鹿島線) 12:02大洗駅
大洗駅16:36 (大洗鹿島線) 17:36鹿島神宮駅
鹿島神宮駅17:49 (JR鹿島線) 18:05香取駅
香取駅18:17 (JR成田線) 19:01銚子駅
(泊)
2日目
銚子電鉄で銚子駅~犬吠駅間を往復
銚子駅16:38 (特急しおさい14) 18:29東京駅(平日は18:27着)
■通常運賃との比較
上野駅~水戸駅 2210円
水戸駅~大洗駅 310円
大洗駅~鹿島神宮駅~香取駅~銚子駅 2010円
(大洗鹿島線とJRの境界駅は、鹿島サッカースタジアム駅)
銚子駅~犬吠駅往復 620円
銚子駅~東京駅 2210円
運賃合計=7360円が5500円になる(1860円のおトク)
別途、特急しおさいの特急券が必要 通常期の指定席が1810円(繁忙期は2010円)。
また、常磐線普通列車は所要時間が長いので、2階建てグリーン車を利用するのもいい。その場合は、休日の事前料金が750円(平日は950円)となる。
以上、4つのプランをご提案。春の鉄道旅行をお楽しみください。
<関連サイト>
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関東甲信越の鉄道で旅情を味わう方法
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旅情満載、ローカル線の楽しみ方