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高齢者の食事の作り方・レシピ

高齢になり、消化吸収能力が低下したからと言って、消化の良い食べ物ばかり摂り続けていると、慢性の便秘になってしまいます。食物繊維を摂り消化器を刺激しましょう!

大石 寿子

執筆者:大石 寿子

毎日のお助けレシピガイド

高齢者の食事を考える

2.【かやくご飯】
3.【豚汁・白菜と肉団子の煮込み】

消化の良い食べ物の功罪?

年をとると、消化のよい食べ物を、と考えがちですが、実際のところは、消化器系の病気でもしていない限り、普通の食事で問題はないそうです。

食物繊維が少ない消化吸収のよい食品ばかり食べ続けていると、そうでなくても、胃腸など消化管の運動機能が低下してるお年寄りは、 慢性の便秘になってしまいます。ですから、食物繊維の多い食べ物を適度に食べて、消化管を刺激することが大切なのです。 ただ、年をとると「歯」の問題が出てきますので、入れ歯でも食べやすいように、柔らかく煮るとか、小さく刻む、という 配慮は必要です。

また、味覚の衰えによって、塩分や糖分に鈍感になってしまい、甘い物が好きな人はますます 甘い物を望み、塩辛い物が好きな人はますます塩辛い物を好むようになり、結果、糖尿病や肥満、高血圧症などをひきおこしてしまいます。

自分の身体は自分で守る!

『適度な運動をして、体重のチェックを欠かさずに、良質のタンパク質とカルシウムを摂る』という事を心がけたならば、特別に「高齢者の食事」 にこだわる必要はありません。
若い人と同じ食卓で、同じ献立で、楽しい食生活を送る、ということが、健康に長生きするのに一番大切なことなのです。

これからの時代は、一人暮らしのお年寄りがますます増えるはずですから、<私も含めて>自分の健康は自分で守らなければなりません。 自分の身体を守るということは家族の生活も守る!ということになります。死ぬまで元気に暮らしていこうではありませんか。

そうは言うものの、私は、今のところ<若いし?>元気だから、大きな口もきけるのであって、高齢になっても、自分で料理したいか<できるか>どうかといえば、甚だ疑問でありまして---- だって、今でさえ、自分のためだけに料理をするなんて真っ平ごめんなのですから。
ならば、手が抜けるところは上手に手を抜く方法を覚えて<半加工品をネットで注文するとか>、簡単で、しかも安全に ご飯の支度ができるような料理環境を整えていかなければ、と、日々考える訳です。そのためにも、インターネットを覚えましょうよ、皆さん!、、、と声を大にして訴えたい 相手は、多分ネットなんて、していないんだろうな~。


近所に老人施設があります。そこのお年寄りの皆さんに一番人気の混ぜご飯の作り方をお教え致します。 うちではかやくご飯と呼びます。
ご飯をごく薄味に炊きまして、キリっと煮た具を混ぜ込みます。煮た具はいろいろな料理に応用がききますので作り置きすると便利です。

【関連サイト】
・高齢化社会と快適なキッチンづくり 【キッチンのユニバーサルデザイン】
・住まいを考えるサイト【バリアフリーなバリアフリー住宅 】

【関連ページ】
・自宅の茶の間でお買い物!【全国・味の宅配】
・健康状態を把握した食生活。【症状別食事療法】
・甘酒は点滴に匹敵する健康飲料!炊飯ジャーを使って【簡単な甘酒の作り方】 次のページは、混ぜご飯の作り方と、残った混ぜご飯で揚げおにぎり!

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