温泉/北海道の温泉

登別温泉

登別温泉は北海道を代表する名湯です。効能豊かな未開の温泉でしたが、江戸から明治にかけて開発されました。大温泉地となった今でも、大半の宿が源泉掛け流しの理想的な温泉地、登別温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

登別温泉は北海道を代表する名湯!

登別温泉街全景
登別温泉街全景。大規模な温泉地だが、北海道の大自然にスッポリと囲まれている。
登別温泉は、北海道を代表する名湯です。登別温泉といえば、滝本金蔵。江戸時代に皮膚病に苦しむ妻の湯治の為、登別温泉に来た滝本金蔵は、妻の病を治す登別温泉の効能に驚きます。そして、当時殆ど開発されておらず、道路もなかった登別温泉を、自費で開発していったのです。

大温泉地となった今でも、大半の宿が源泉掛け流しで、温泉の湯の良さを守り続けている理想的な温泉地です。

登別温泉の源泉・泉質

登別温泉 泉源公園
2008年に出来た泉源公園。三時間毎に50分間活動する間欠泉を見れば、登別温泉の地熱エネルギーを実感出来る。
登別温泉の主力源泉は一号乙泉(硫黄泉)で、地獄谷から引いています。しかし、地獄谷には他にも多種多様な湯が湧いており、その全てを列挙するより、無い泉質を挙げる方が早い程。単純泉と炭酸泉と放射能泉以外の殆どの湯が揃っているのです。

宿によっては、複数の湯に浸かることが出来るようになっています。特に、滝本金蔵が開祖の第一滝本館では、大浴場「温泉天国」だけで七種類の湯が揃っています。一箇所の浴場に、これだけ多種多様な源泉の湯が揃うのは、日本でもここだけです。

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