東海・北陸の温泉

東海・北陸の温泉！ 高級宿から秘湯まで

古き良き温泉街の風情が残る伊東温泉
東海北陸の温泉はバラエティーに富んでいます。伊豆や熱海、和倉など海の温泉。下呂温泉のような川沿いの温泉。奥飛騨温泉郷のような山の温泉。温泉と自然を満喫できる観光地が多く、一部の秘湯を除いては、交通も大変便利。多数ある良い温泉の中から、代表的な所を厳選して紹介します！

東海北陸の代表的温泉地

湯気の香りからも名湯を感じる！和倉温泉飲泉場

東海北陸で温泉が特に集中しているエリアといえば、伊豆、奥飛騨、北陸です。伊豆は温泉が多い上に、どの温泉地も規模と名声も兼ね備えています。その中で、特に温泉の観点で印象的なのは、熱川温泉（東伊豆）。町中に噴泉塔が立ち並び、温泉資源に恵まれている事が一目瞭然です。

海沿いの温泉が多い伊豆で、山の温泉の代表格が、湯ケ島温泉（中伊豆）。「伊豆の踊り子」もこの温泉で執筆されたという歴史と伝統と自然が残る温泉地です。「伊豆の踊り子」の舞台となったのが、天城峠南側の湯ケ野温泉（中伊豆）。伊豆とは思えない程の素朴な温泉地です。

奥飛騨温泉郷も広大な温泉エリアです。なかでも新穂高温泉は、昔から露天風呂天国として知られる露天の多さと自然環境の良さが魅力です。近年人気の温泉は福地温泉。各宿が飛騨地方の風情を色濃く残しています。泉質面で魅力的なのは平湯温泉。宿により鉄分の含まれた赤い湯か、硫黄系の白濁湯が楽しめます。

北陸も良い温泉が沢山あります。代表的なのは加賀温泉郷の中心地、山代温泉。大温泉地ですが、共同浴場を積極的にリニューアルし、掛け流しを維持。老舗旅館にも掛け流しの浴槽を持つ宿が多いのも、温泉好きには嬉しい限りです。

泉質が印象的なのが能登の和倉温泉。昔は涌浦と表記したと言われる海沿いの温泉で、飲泉場の湯の香りを嗅いだだけで、遠くから来た疲れが吹き飛ぶ気がする程の名湯です。他には、福井県のあわら温泉も忘れられません。宿毎に源泉が異なり、湯の違いを楽しめる温泉地です。黒薙温泉（くろなぎ）や鐘釣温泉（かねつり）など、黒部渓谷鉄道を使って行く秘湯も、日本を代表する自然環境と湯の良さを誇ります。