| ボーナスで買う日用品その1：YOSHIKIN【骨抜き】 |
（画像提供：YOSHIKIN）
YOSHIKIN GLOBAL 「骨抜き」 全長：14.5cm / \3,000-（税抜）
私が帰国したら、真っ先にほしいものの1つ。それが、このYOSHIKIN（吉田金属工業株式会社）の「骨抜き」である。
骨抜きという作業は、かなり地道だが、その分確実に出来上がりの食感に反映する作業だ。
大切なのは、まず先端。正確に、しかもしっかりと骨をとらえなければいけない。それが、手の疲労や精神のイライラをやわらげてくれる。
そして、グリップ。魚の骨は、もちろん1本ではないから、はさむ→抜くの作業を幾度も続けることになる。すると、グリップがしっくりこないと、次第に手のひらの親指の下の肉球付近が筋肉痛になってきたりさえする。
ステンレスゆえの耐久性・美しさ・そして衛生的。もともと、素晴らしい切れ味と使いやすさを持つ包丁を作りつづけているYOSHIKINである。
例えば我が家のYOSHIKINの牛刀は、1本6000円。包丁の相場では、決して飛びぬけて高い金額ではない。そして、その1本があれば、ほぼ全ての私の炊事がまかなえる。
むやみに高い調理器具を買い集める必要などない、と私は思う。どんなに高い、どんなに素晴らしいものでも、所有する喜びだけでは、私はその価値を正しく見出すことはできないのである。
調理器具とは、「調理」という作業のための道具である。この大前提において、使う本人が使うことに喜びを感じ、使いこなす感覚が感じられる道具こそ、手に入れる甲斐があるというものだ。
そして、そういう道具というものは、長い年月の間使いつづけられ、いつか新しいものを購入しようという時が来ても、「これでなければいけない」という安心感と期待をもって再び、使う人間によって選ばれつづける。
ボーナスとはいえ、主婦が日頃から磨きをかけている金銭感覚がある。単なる骨抜きなら、100円ショップでも買えるかもしれない。それでも、何十倍ものお金を出す価値があるだろうか、と自分に問いかけた時、
－YOSHIKINの「骨抜き」には、その価値があると私は確信している。
| 問合せ先・購入方法 |
YOSHIKIN(吉田金属工業株式会社)
● 購入方法の詳細は info@yoshikin.co.jp まで。
希望者にパンフレットの送付、代引きによる地方発送を行っている。
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