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甲信越の名所・旧跡

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自然と歴史の舞台を体感する、甲信越の名所・旧跡

《松本》上高地・穂高の山々と河童橋
《松本》上高地・穂高の山々と河童橋(2001年11月撮影)
甲信越地方は、富士山を始めとして北アルプス、中央アルプス、南アルプスに浅間山、谷川岳など著名な山が多数集まる場所。また日本海とは300キロメートル近くの海岸線で接していて、海・山と豊かな自然に恵まれた所でもあります。さらに歴史を紐解くと戦国時代の舞台となった史跡が現代も数多く残り、様々なバリエーションの旅が楽しめる地域でもあります。

雄大な自然を堪能でき、様々な歴史の舞台に触れることができる甲信越地方の名所と旧跡をご紹介します。

<目次>
甲府
富士山周辺
北杜
長野
北信・志賀高原
松本・安曇野、白馬・上高地
木曽、伊那
諏訪・蓼科
佐久・東御・軽井沢
上越
湯沢・中越
新潟・下越

※名所の紹介の後ろにある★マークは、ガイドからのオススメ度を示します。

【甲府】武田家ゆかりの史跡をめぐる

「山はあっても山梨県、海はなくとも甲斐(かい)の国」という言葉もある山梨県。県庁所在地のある甲府を中心にして、戦国時代に甲斐を治めた武田家にまつわる史跡がたくさんあります。

《甲府》武田神社
《甲府》武田神社(2000年4月撮影)
武田神社(★★)
武田信玄の父、信虎が築き、信玄、勝頼と三代に渡って武田家の拠点となった躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)。その跡地に創建された武田神社は、武田信玄をご祭神として奉ります。春は桜、秋は境内の木々が美しく色づきます。

■甲斐善光寺(★★)
川中島の合戦に際して、武田信玄が信濃の善光寺の焼失を恐れて、善光寺の仏宝を甲斐の地に移動したのが甲斐善光寺の始まり。ご本尊が信濃に戻った後、改めて甲斐善光寺として現代も多くの人の信仰を集めています。

■昇仙峡(しょうせんきょう、★★★)
富士川水系の荒川が刻んだ険しく美しい渓谷が昇仙峡(しょうせんきょう)。紅葉の名所でもあり、断崖にそそり立つ覚円峰(かくえんぼう)、美しい流れの仙峨滝(せんがたき)と見所が盛りだくさん。遊覧馬車に乗って、のんびりと風景を眺めるのも楽しいですよ。

■大法師公園(おおぼしこうえん、★★)
鰍沢(かじかざわ)にある大法師公園では、春になると丘の上にある公園全体が桜で覆われる美しい風景が楽しめます。

■恵林寺(★★)
甲府の東、甲州市塩山(えんざん)にある古刹。武田信玄の菩提寺で、うぐいす廊下や美しい庭園を楽しむことができます。

猿橋(★★)
東京と甲府の中間、大月にある橋です。刎橋(はねばし)という珍しい構造の橋で、日本三奇橋の一つに数えられています。下を流れる桂川の渓谷美も楽しめます。

【富士山周辺】富士山の恵み、美しい湖と自然

富士山は静岡県と山梨県にまたがります。山梨県側は富士山が生み出した自然をたっぷり楽しめるスポットが点在しています。

《富士山周辺》忍野八海から眺める富士山
《富士山周辺》忍野八海から眺める富士山
■富士スバルライン(★★)
河口湖から富士山の新五合目まで車であがれる道路。富士登山のルートとしても使われますが、登山をしなくても五合目のレストハウスから眼下に広がる素晴らしい風景を楽しむことができます。

■山中湖(★★)
富士五湖の一つで、五湖の中で一番大きな湖です。周囲に山中湖花の都公園、山中湖文学の森公園など見所も多く、紅富士の湯や石割の湯などの日帰り温泉も揃います。

■忍野八海(おしのはっかい、★★)
富士山の湧水が静かに湧き出る場所です。池のまわりには茅葺きの建物があり、間近に見える富士山と茅葺きの建物の風景は訪れた人の印象に残ります。

■河口湖(★★)
富士五湖の一つで、五湖の中で2番目に大きな湖です。天上山ロープウェイや河口湖オルゴールの森などの見所も多く、北岸から望む富士山は絶景の一言ですよ。

■本栖湖(もとすこ、★★)
富士五湖の一つで、五湖の中で一番深い湖です。河口湖とは異なる形で見える富士山の風景はお札の絵のモデルにもなった素晴らしい眺めです。

■鳴沢氷穴、富岳風穴(★)
富士山の山麓にある溶岩が作り出した洞窟で、名前のとおりどの季節に訪れても洞窟内に氷が見られる貴重なスポットです。

身延山久遠寺(みのぶさん くおんじ、★★★)
日蓮宗の総本山として知られる身延山久遠寺。広い境内の中にたくさんの大きなお堂があります。春は美しいしだれ桜が境内の各所で咲き誇りますよ。

【北杜】八ヶ岳と南アルプスが織りなす素晴らしい風景を訪ねる

山梨県の北西部に位置する北杜市(ほくとし)は、平成の大合併で8つの町と村が合併して生まれた観光都市。八ヶ岳と南アルプスを抱え、自然豊かな名所がたくさん揃っています。

《北杜》清里・清泉寮
《北杜》清里・清泉寮(2002年8月撮影)
清里・清泉寮(★★)
八ヶ岳の山麓に広がる高原の中にあるリゾート地、清里(きよさと)。ポール・ラッシュ博士が開いた清泉寮(せいせんりょう)は、三角屋根の建物が印象に残る清里の観光名所。目の前に広がる牧場を見ながら食べるソフトクリームは絶品です。

■神田(しんでん)の大糸桜(★★)
小淵沢町にあるしだれ桜。八ヶ岳をバックに咲く一本桜は、中央線を走る列車の車窓からも楽しめます。

山高神代桜(★★★)
武川町の実相寺境内にある樹齢2000年を超すエドヒガンザクラ。日本三大桜の一つにも数えられ、毎年美しい花を咲かせます。

明野のひまわり畑(★★)
明野町は日本一日照時間の長い場所として知られます。その地の利を生かして広大なひまわり畑が作られ、毎年にぎやかにフェスティバルも行われます。映画『いま、会いにゆきます』のロケ地としても知られていますね。

【長野】古い史跡が揃います

信州と称される長野県は、山梨県同様に山に囲まれた県の一つ。広大な県域の中にたくさんの名所が散らばっています。県庁所在地のある長野市内は、門前町として古い歴史があり、史跡も揃っています。

《長野》善光寺
《長野》善光寺(2000年5月撮影)
■善光寺(★★★)
「牛にひかれて善光寺詣り」と言われ、多くの人の信仰を集める古刹です。仁王門、山門と進み、本堂にお詣りした後、真っ暗な中を進むお戒壇めぐりをされる方も多いですね。

■川中島古戦場(★)
武田信玄と上杉謙信が何度となく戦った「川中島の戦い」は、長野市郊外の川中島で行われました。現在は八幡原史跡公園として整備されています。

■戸隠神社(★★)
そばの産地としても知られる戸隠(とがくし)にある神社。火之御子社(ひのみこしゃ)、九頭竜社(くずりゅうしゃ)、宝光社(ほうこうしゃ)、中社(ちゅうしゃ)、奥社の5つの社からなります。中社にある樹齢約900年の三本杉が印象に残りますね。

■鬼無里(きなさ、★)
長野と白馬を結ぶ途中にあり、ミズバショウの群落があることで知られています。

【北信・志賀高原】温泉でのんびり、自然の中に身を置く

長野市内を含めて長野県の北側は北信地方と呼ばれ、冬はスキー・スノーボードを楽しむ人たちで賑わいます。春から秋は北アルプスなどの山々に抱かれた自然をたっぷりと楽しめますよ。

■小布施(おぶせ、★)
栗の産地として知られる小布施は、葛飾北斎も一時期住んだことがある町。北斎館や日本のあかり博物館などの見所があります。

■黒姫高原(★★)
黒姫山の麓に広がる高原です。秋はコスモスで埋め尽くされます。

■飯山・菜の花公園(★★)
ゴールデンウィークの時期、千曲川の河川敷に鮮やかな黄色の花を咲かせる菜の花。菜の花公園では、そんな風景を楽しむことができます。

■野沢温泉(★★)
古くから多くの外湯があることで知られる野沢温泉。冬はスキー・スノーボードを楽しむ人たちで賑わいます。

■湯田中温泉・渋温泉(★★)
志賀高原への入口に位置し、外湯めぐりを楽しむことができる風情ある温泉です。少し足を伸ばせば、お猿さんが温泉で入ることで知られる地獄谷温泉もあります。

横手山(★★)
《志賀高原》横手山のぞきからの眺め
《志賀高原》横手山のぞきからの眺め(2006年9月撮影)
志賀高原の一番奥に位置します。日本でここだけしかないスカイレーターとリフトを乗り継いで標高2305メートルの山頂に登ると、雄大な絶景とおいしいパンが待っていますよ。

■東館山高山植物園(★)
志賀高原のリフトで登った東館山にあります。夏になるとニッコウキスゲなどの高山植物が楽しめます。

【松本・安曇野】美しい建物
【白馬・上高地】北アルプスの眺めに見とれる

長野県第2の都市である松本は北アルプス観光の拠点の一つ。大町から白馬に至る大糸線沿線沿いも含めて、美しい建物や北アルプスの山々の眺めを楽しめます。

《松本》松本城
《松本》松本城(2001年4月撮影)
松本城(★★★)
戦国時代に造られた天守が今も残る貴重な城で、国宝にも指定されています。春は城内を桜が覆い、天守閣からは北アルプスの山々を望めます。

■開智学校(★★)
松本市内にある小学校の跡です。明治時代に建てられた建物は和と洋が混ざった独特の建築で訪れた人の心に残ります。中に入ると懐かしさを感じる教室の雰囲気がいいですよ。

■美ヶ原高原(★★)
松本の東に位置し、自然豊かな高原の風景が楽しめます。

■碌山美術館(★★)
安曇野(あずみの)の穂高地区にあり、彫刻家・萩原碌山(ろくざん)の作品を展示する美術館です。小さな教会を思わせる本館のレンガ建築が素敵です。

■八方尾根自然研究路、栂池自然園(はっぽうおね、つがいけ、★★)
冬はスキー・スノーボードを楽しむ人たちで賑わう白馬。夏は八方尾根自然研究路や栂池自然園で高山植物の花々と北アルプスの山々を見ることができますよ。

■上高地(かみこうち)(★★★)
日本を代表する山岳観光地で、神秘的な雰囲気を漂わせる大正池、焼岳や穂高の山々の荒々しい岩肌と梓川にかかる河童橋で知られています。

【木曽】中山道の面影、【伊那】天竜川と中央アルプスの風景

長野県南西部は、木曽川流域の木曽と天竜川流域の伊那に分かれます。木曽は中山道(なかせんどう)の史跡、伊那は天竜川と中央アルプスの山々が織りなす風景と、見応えある桜の名所があります。

《木曽》奈良井宿
《木曽》奈良井宿(1997年10月撮影)
■奈良井宿(★★)
中山道の宿場町の一つで、江戸時代の宿場町の雰囲気が今も残っています。

■寝覚の床(ねざめのとこ、★)
木曽川の水が花崗岩の岩を削ってできた景勝地です。川の色と岩の色のコントラストが目に映えます。

■妻籠宿(つまごじゅく、★★)
中山道の宿場町の一つで、山深い中にある宿場町の雰囲気が良くわかります。ここから馬籠峠を越えて馬籠宿(まごめじゅく)へ歩く中山道をたどるハイキングも楽しめます。

■天竜ライン下り(★★)
諏訪湖から伊那谷を縦断し、太平洋へ流れる天竜川。天竜峡付近は美しい渓谷を見ることができます。天竜ライン下りに乗ると天竜峡を川面から見上げることができますよ。

■千畳敷カール(せんじょうじき、★★)
中央アルプスの宝剣岳近くにある千畳敷カールは、真夏でも雪が残る別世界。駒ヶ岳ロープウェイで標高2612メートルの千畳敷駅まで空中散歩を楽しみ、雲海の上からの絶景を楽しめます。

■高遠城址公園(★★★)
春になると、高台にある城址公園全体を色濃いコヒガンザクラが覆います。その色合いは忘れることができないくらいほどの美しさです。

【諏訪・蓼科】湖と高原、歴史ある建物も楽しむ

諏訪湖周辺には、湖や高原などの自然と共に、歴史ある建物も訪ねることができる名所が揃っています。

■諏訪湖(★★)
長野県で一番大きな湖です。冬、全面結氷した時に見られる御神渡り(おみわたり)と呼ばれる現象でも知られていますね。

■諏訪大社(★)
諏訪湖の畔にある神社で上社、下社と分かれています。6年毎に行われる御柱祭でも知られています。

高島城(★★)
《諏訪》高島城
《諏訪》高島城(1999年4月撮影)
戦国時代に諏訪地方を治めた諏訪家の城です。諏訪家の娘であり、武田信玄の妻となった由布姫(湖衣姫)ゆかりの城でもあります。

■霧ヶ峰高原
(★★)
高山植物の宝庫として知られ、夏はニッコウキスゲなどの群落を見ることができます。

■白樺湖(★★)
高原リゾートとして知られていて、蓼科山や車山など周囲の山々と調和した風景が楽しめます。

【佐久・東御・軽井沢】古きものを訪ねたい

長野新幹線が走る長野県東部には、北国街道の宿場町や歴史ある建物など古きものが揃います。

■野辺山(★)
山梨県との県境にあり、野辺山電波天文台、JR鉄道最高地点(国内の鉄道で一番標高の高い場所)など見所がたくさんあります。

コスモス街道(★★)
歌にも歌われたコスモス街道。佐久市内を走る国道254号線の沿道に秋になるとたくさんのコスモスが咲き誇ります。

■北向観音(★)
別所温泉にあり、善光寺と向き合う形でご本尊を奉る所として知られています。

海野宿(うんのじゅく、★★)
《東御》海野宿
《東御》海野宿(2002年7月撮影)
北国街道の宿場町で、当時の様子を今に残す静かな宿場町です。

■旧三笠ホテル(★★)
リゾート地の走りとも言える軽井沢。旧軽井沢から三笠通りを歩いた先にある旧三笠ホテルは、明治時代に建てられた木造の純西洋建築としてとても貴重なものですね。

■白糸の滝(★★)
軽井沢から浅間山方面に向かう途中にあり、地下水が静かに幅広く流れるさまは心を癒してくれますよ。

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《山梨県》 《長野県》

最終更新者:村田 博之 (更新日:2010年02月14日)

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