引越しが決まると面倒くさい、お金がかる、滞りなく終わるだろうかと様々な心配や不安で頭を悩ましてしまいます。今回取材させていただいた方は2年前のこの時期、首都圏から関西地区に引越されたFさん。Fさんの心配は見事に的中し、散々な引越しとなりました。結局引越し料金はタダになったのですが、それでも浮かぬ顔。一体どのような引越しが行われたのでしょうか?
どこに消えた、梱包スタッフさん
Fさんはご主人と小学生のお子さまとの3人住まい。今から2年前の3月、ご主人の仕事で家族は引っ越すことに。ご主人は家族よりひとまず先に赴任先の関西へ、残されたFさんは子どもの終業式を終えた後、子どもと2人きりで引越しに取り組みことになりました。引越しまであまり時間にゆとりもなかったので、梱包まで全てお任せ型のプランを選ぶ事にしました。貴重品と他人に触られたくないものだけ自分でダンボールに詰め込み、梱包スタッフさんが来る引越し当日を迎えました。
引越し当日はあいにくの大雨。午前10時ちょうどに「こんにちは」。元気よく現れたのは荷役作業員のリーダーです。梱包スタッフさんらしき姿は見当たりません。「あの~梱包スタッフさんは来られないんですか?」「えっ、そんな事聞いていませんけど……」。
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| 当日に梱包作業員が来なければ引越しはどうなるの!※使用している写真はイメージであり、本文と何ら関係はありません |
Fさんは貴重品以外何一つ荷造りは終わっていません。部屋の中は、食器棚もたんすも机も昨日生活していたまま。こんな状態で1から荷造りを始めるなんて、気が遠くなるような話です。「聞いてないなんて、そちらの連絡ミスじゃないですか!今から誰か梱包スタッフをよこしてくださいよ」。「それは無理です。協力できるスタッフは私たち以外居りません……。」と押し問答が続きました。
今日中に家を明け渡さなければならないFさん。爆発しそうになる気持ちを抑えて、とにかく荷造りを始めました。一番頼りになりそうな作業リーダーは自分の作業で忙しそう。残るはアルバイト風の作業員4名。見ると渋渋ながらハンガーボックスに衣服をつるしたり、衣類をダンボール箱に詰めたりしています。そしてダンボール箱はひとつまたひとつと外に運び出されていきました。
雨降って、荷物ぬれる?!
外では雨が降り続いています。部屋の中ではFさんが時間を忘れ、一心不乱に荷物をダンボールに詰め込みます。一家3人分の荷物の量は想像以上。ふと気づけばもう時計の針はすでに1時を回ろうとしています。休憩がてらお弁当を買いに外に出ようとした時、信じられない光景が……。運び出されたいくつものダンボール箱はシートもかけられず、トラックにも積まれないまま、この雨の中、玄関先でずぶぬれになっていたのです。
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| 引越しの繁忙期に加え、雨。なんだか不吉な予感 |
いい加減にしろっ!
「荷物が雨にぬれたままじゃないですか!」Fさんの大声に慌てた作業員が玄関まで走りダンボール箱の上からシートをかぶせましたが、時すでに遅し……。箱の上は水たまりができるほど。動転しそうな気持ちを落ち着かせ、箱の中に詰めたカバンや衣類をすぐさま取り出し、再度詰め変えました。玄関先でのことも一段落ついて部屋に戻ってみると、今度はカップルらしい男女の作業員が荷造りもせず、笑い声を上げて楽しそうに話しをています。
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