手紙の書き方・文例/年賀状・寒中見舞い

年賀状を出し忘れたら……印象UPの寒中見舞い文例

年賀状を出し忘れても、気の利いた寒中見舞いを出せば、あなたの印象はUP! デキる大人の寒中見舞いの書き方と文例集をご紹介。出し忘れの文例集のほか、相手や自分が喪中のとき、喪中の方に誤って年賀状を出してしまったときのお詫びの文面も解説します。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

年賀状を出し忘れたら寒中見舞いを送ろう

年賀状を出し忘れたら寒中見舞いを送ろう

年賀状を出し忘れたら寒中見舞いを送ろう

年賀状を出し忘れても、気の利いた寒中見舞いを出せば、あなたの印象は上がります。デキる大人の寒中見舞いの書き方と文例集をお伝えします。今からでもじゅうぶん間に合いますよ。
 
<目次>
 

そもそも寒中見舞いとは……出す意義と基本の文例

 
寒中見舞い
 
寒中見舞いは、寒さのために相手の健康を気づかう便り。寒の入り(1月5日)ごろから立春(2月4日)の前の日ごろまでに出すものです。

最近ではお正月を旅行先や海外などで過ごす家族も多く、お正月に届けられた年賀状の返礼に困ることも多いようです。

年賀状は松の内(1月7日)までに出すものですから、その時期を過ぎると出さないのがマナー。もし、松の内までに返礼が間に合わないようでしたら、寒中見舞いとして出します。

寒中見舞いを出す頃は、風邪が流行する季節。相手の健康を気づかう言葉を入れ、季節のごあいさつとして利用するのが一般的ですよね。

■ポイント
ちょっとした便りを出す場合も、あいさつ文として「寒中お見舞い申し上げます」を使うことをオススメします。

■文例
寒中お見舞い申し上げます
寒さの折いかがお過ごしでしょうか
おかげさまで、私ども家族一同元気に過ごしております

東京は大寒を過ぎましてから大雪に見舞われ……
一日も早い春の訪れが待たれますが、暖かくなりましたら……
ご家族の皆様には お身体を大切にお過ごし下さいますよう
お祈り申し上げます

令和○○年一月
 

年賀状を出し忘れてしまった場合の寒中見舞い文例

寒中見舞いの基本をおさらいしたところで、年賀状を出し忘れていた場合に出す寒中見舞いの文例をご紹介しましょう。

■ポイント
年賀状を出しそびれたお詫びを必ず書くように。ご無沙汰している方へは、家族の様子を報告、また相手の健康をいたわる言葉を書き、最後に無事を祈る言葉を添えて下さい。

■文例1
寒中お見舞い申し上げます
新年にはご丁寧な賀状をありがとうございました
私どもは、年末年始を○○○○で過ごしましたため、
年賀状を頂きながらご挨拶が遅れまして申し訳ございませんでした

まだまだ寒い日が続きますので、どうかお体を大切になさって下さい

令和○○年一月

■文例2
寒中お見舞い申し上げます
お年賀のご挨拶ありがとうございました
新春のご祝詞をいただきながらご挨拶が遅れ、
まことに申し訳ございません

皆様には佳き年をお迎えなされましたご様子
心からお喜び申し上げます

令和○○年一月

■文例3
寒中お見舞い申し上げます
早々に新年のご祝詞を頂きましてありがとうございました
新年のご挨拶が遅れ申し訳ありません
本年も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます
今年は寒さが厳しいようです。皆様もどうかご自愛下さいませ

令和○○年一月
 

喪中の方へご挨拶する場合の寒中見舞い文例

寒中見舞い
 
喪中の方にとっては、1枚も年賀状が届かないのは、とても寂しいもの。是非、寒中見舞いを出して、近況などをお知らせしてあげるとよいでしょう。

■文例
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中のことと、年始のご挨拶は遠慮させていただきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか

○○様がご逝去なさって○ヶ月、
ご家族の皆様には、さぞや力落としのことでしょう
心からお悔やみ申し上げます
寒さ厳しい折から、くれぐれもご自愛くださいますよう
お祈り申し上げます

 

自分が喪中の場合の寒中見舞い文例

不幸を知らずに年賀状が届いたり、またその方に喪中はがきを出すのを忘れていたか、何かの手違いで届かなかったのか、こういう場合も結構あります。喪中はがきを出さなかったお詫びや賀状を頂いたお礼を書き添えて寒中見舞いを出しましょう。

■文例
寒中お見舞い申し上げます
お年賀のご挨拶ありがとうございました
皆様には佳き年をお迎えなされましたご様子
心からお喜び申し上げます

昨年7月に○○が他界いたしましたので、年末年始の
ご挨拶を控えさせていただきました
連絡が行き届かず申し訳ございませんでした。
本年も相変わりませずよろしくお願い申し上げます

 

喪中の方に年賀状を出してしまった場合の寒中見舞い文例

年賀状を投函後に今年の喪中のリストの変更を修正するのを忘れていたのに気づく場合ってありますよね。また喪中はがきを頂いているのにうっかり出してしまった場合もよくあること。

この場合は、前もって電話やはがきなどでお詫びします。そうでないと先方は、喪中はがきを出し忘れたか、届かなかったのかといった心配をされます。事情を知らずに年賀状を出してしまっても失礼にはなりませんが、お詫びの手紙や松の内が明けてから寒中見舞いを出されるとよいでしょう。

■文例
寒中お見舞い申し上げます
亡きご○○様のご服喪中とも存じ上げずに
お年始状を差し上げてしまい、大変失礼しました

ご家族の皆様はさぞやお力落としの事でしょう
心からお悔み申し上げるとともに亡きご○○様の
ご冥福をお祈り申し上げます

 

寒中見舞いで使ってはいけない言葉はある?

具体的にこの言葉はダメだというのはありませんが、年賀状のようにおめでたい言葉は使いません。季節のご挨拶として、相手の健康を気づかう言葉を必ず入れるようにしましょう。


基本さえ押さえれば、印象UPにもつながる寒中見舞いですので、迷っているならささっと出してしまいましょう!

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