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更新日:2002年01月06日

鏡もちは切らないで割る 鏡開き

毎年、1月11日にお供えしていた鏡もちを手や木づちで割る正月行事の一つ鏡開き。もともとは武家社会の風習でした。

文章:中山 隆司(AllAboutJapan「冠婚葬祭」旧ガイド)
1月11日に、お供えしてあった鏡もちを手や木づちで割る正月行事、鏡開きが行われます。年神様にお供えした鏡餅をさげ、雑煮や汁粉をつくり、いただくことで1年間病気をしないといわれています。

この鏡開きは、もともと二十日に行われていたそうですが、江戸時代の初めに幕府が武家の具足開きの日を十一日に定めた事から、現代でも十一日に鏡開きを行うのが一般的になっています。

正月中に飾られていた鏡もちを割るということは大正月の終わりとその年の仕事始めを意味します。道場では道場開き、商家では蔵開きをして蔵に供えた鏡餅を割って財産が増えることを祈ったそうです。お正月の行事が終わり、新しい年の活動が始まることを意味したのです。

ところで、なぜ鏡開きというのかご存知でしょうか。武家社会では「切る」「割る」という言葉は嫌われていました。鏡餅を開く時には、切るにつながる刃物は使わないのがしきたり。また、「割る」という言葉もおめでたい時には縁起が悪いので使わなかったのです。つまり、この忌みことばは縁起がわるいので、運を「開く」と言う意味をこめて鏡開きとしたそうです。

<ひとこと>
筆者の小さい頃は、家でお餅つきをして鏡もちをお供えしていましたが現在では鏡もちの形をしたパックの中にお餅が入っている鏡もちなどがあり、昔のような光景も少なくなっています。今では鏡もちの容器の底のふたを開けることが鏡開きの行事になっていませんか?しっかり子どもたちにこの伝統行事の内容ぐらいは伝えていきたいものですね。


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(執筆者:中山 隆司)

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