小動物/小さなペット関連情報

ビタミンを知ろう!

野菜や果物は、小さなペットに副食として与えることが多いのですが、みなさんはどのように選んでいますか?野菜や果物に含まれるビタミンを考えて選んでみませんか?

執筆者:村田 亜衣

モルモットにビタミンCが必要なことは有名ですが、モルモット以外のペットにもビタミンは大切な栄養です。野菜や果物をペットに与える場合には、どの野菜・果物に何のビタミンがどれぐらい入っているのか、知っておいたほうがいいでしょう。ビタミンは、大きく2つに分けることができます。水に溶けやすい水溶性ビタミンと油に溶けやすい脂溶性ビタミンです。それぞれについて、次に紹介します。

水溶性ビタミン

水溶性ビタミンには、ビタミンB群やビタミンCがあります。水に溶けるビタミンですので、摂り過ぎてしまっても汗や排泄物といっしょに対外に排出されやすく、問題はないと言われてきていました。けれども、数年前に人間のビタミンC摂取量に関して、摂り過ぎによる問題が発表されました。

厚生労働省の定める「第6次改定日本人の栄養所要量について(厚生労働省ホームページ)」によると、18歳以上の人のビタミンC適正摂取量は1日に100mgです。上限は定められていません。上限が定められていないからと適正摂取量よりも過剰に多くビタミンCを摂取し続けていると、その人の身体は多くのビタミンCを必要とするようになり、100mgよりも多い量がその人の適正摂取量になってしまうというのです。

体内に蓄積されて問題を起こす、というわけではありませんから、それほど大きな問題ではないでしょう。けれども、ペットにも同じことが起きる可能性を考えると、与えすぎにも注意が必要と言えます。食事内容やペットフードを検討し、長期間過剰に与え続けることはないようにしましょう。

水溶性ビタミンは熱に弱いので、ペットに与える場合はなるべく生のままで、野菜や果物類は農薬を使っていないものを選ぶようにして与えるといいでしょう。また、水洗いするときにも長い時間水に浸けてしまうとビタミンが溶けて逃げてしまいますので、手早く洗うようにしましょう。

 >>次のページでは、ビタミンB群とビタミンCについて説明します。
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